透析バンザイ!!!

透析の医療、透析の事はもちろん、患者の事、仲間の事、腎不全の事、などなど幅広く透析の事か描いています。

カテゴリ: 透析の基本

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今回は、第15回在宅血液透析研究会での、政金先生の講演でのお話しと・・・。
 
政金先生の著書「患者視点の新しい透析医療」と・・・。
 
直接、政金先生とお話しした時に話してくれた内容を参考に記事にしました・・・。
 
 
 
政金先生は・・・。
 
Patient(患者)

oriented(訴えを基に)

dialysis(透析)
 
 
つまり
患者の訴えを基に、透析治療を行う・・・。
 
「愛Pod計画」を行っています・・・。
 

実際、政金先生とお話しをしていても・・・。
 
患者さんを「主」とした
透析治療をしていると言う事を感じました・・・。
 

政金先生の、透析治療の理念の基は・・・。
 
政金先生の師匠でもある、故石崎允先生の考えが基になっています・・・。
 
 
その考えとは・・・?
 
患者は「嘘」を言わない・・・。
 
患者の言っている事の裏に、どんなメカニズムがあ るのかを科学的に実証するのが医師の仕事     だ・・・。
 
きっと、どこかに秘密があるんだよ
 重要なのは患者の言い分と、あなたが感じた事だ  よ・・・。
 

つまり
透析医療の「答え」は
 患者が知っていると言うモノでた・・・。
 
 

その「答え」を見出だす為に・・・。
 
「MISシート」「愛Podシート」などで
患者さんの栄養状態や自覚症状を調査して・・・。
 
MISシート・・・栄養状態の判定調査の事で、体重減少や透析歴・筋肉量の減少・血液検査結果             などを、多方面から評価します。
愛Podシート・・・矢吹嶋クリニックの愛Pod精神に基づいた「透析治療に関する自覚症状調査シ             ートの事で、アンケート調査を行いなす。
 

その調査で得た
データや患者さんの愁訴や情報を基に・・・。
 
 
医師・・・(まとめ)、
 
看護師・・・(生活の質)、
 
技士・・・(良い透析)
 
栄養士・・・(栄養)
 
チームで透析医療をアプローチして行くといいます・・・。
 
 

僕が、驚いたのは・・・。
 
その「データ」や「患者の愁訴」や「情報」を、専門に研究している研究員がいると言う事です・・・。
 
大学病院には、そう言う専門に研究をしている研究員がいる様ですが・・・。
 
クリニックの様な施設では、あまりないと言います・・・。
 
 
 
そして・・・。
 
透析をしているから、「○○が出来ない」ではなく・・・。
 
透析をしていて、「○○がしたい」・・・。
 
なら、透析をしていても「○○が出来る様になるには」・・・。
どの様な透析医療をすれば良いか・・・?
 
・・・と、考えると、言います・・・。
 
(これも、患者が「主」となりますね・・・)
 

DWも・・・。
 
政金先生は、患者さんに「自分で決めていいよ~」と、言ってる様です・・・。
 
(さすがに、患者さんが一人で決めると言う事は無い様ですが・・・^^;)

患者がスタッフと相談して決める様です・・・。
 
(これも、患者さんが「主」となりますね・・・)
 

この様に、患者が「主」なる、透析医療をしていると言う事が、とても感じられました・・・。
 
 

後、講演では・・・。
 
海外の週6回8時間透析をしている在宅血透析患者さんを例に・・・。
 
長時間頻回透析の良さを話してくれました・・・。
 
 
1・・・生命予後の改善
 
2・・・長期合併症の抑制
 
3・・・QOLの改善(自・他覚的)
 
  ①皮膚症状の軽快
  ②透析低血圧の消滅
  ③睡眠障害の改善、認知機能の改善
  ④栄養障害の改善。食事制限の緩和撤廃
  ⑤腎性貧血の改善
  ⑥妊孕性(妊娠)の改善
 
 
長時間頻回透析をすれば、これだけの改善が見られるようですね・・・。
 
 
でも、日本だと、在宅でも、週6回の8時間は透析液の関係(透析液が長時間透析様に出来てないの
 
で)で、週6回の8時間はちょっと難しいかもしれないかも・・・。
 
 
でも、出来る範囲での、長時間頻回透析にすれば、上記に上げた様な改善は見られると言われていま
 
すね・・・。
 
透析42年ののりさんが、最近、透析時間を6時間に伸ばしましたが・・・。
なんと、今までは、なかなか寝れないと悩んでいましたが・・・。
6時間にしたら、今はグッスリ寝れる様になったと言います・・・。
 
 
後、週6回の8時時間透析の生命予後は、腎移植をした人と同じぐらいになるとも言っていました・・・。
 
 
 
後、講演ではMIA症候群」の事も、話してくれました・・・。
 
 
今までの、透析医療は・・・。
 
透析アミロイド症や続発性副甲状腺機能亢進症をはじめとする
骨関節障害が重要視されていましたが・・・。
 
 
今は、いかに栄養障害を食い止めて
活動性を高く維持するかに
視点が切り変わっていると言います・・・。
 
 
透析患者さんは、尿毒症や透析液汚染やダイアライザーの生体適合性不良などで・・・。
 
慢性的の微弱の炎症が見られると言います・・。
 
 
その炎症は・・・。
 
低栄養を引き起こし・・・。
 
(政金先生は、透析患者さんは、痩せたら負けだと言ってました)
 
しかも、その炎症は
 β2MGアミロイドに変えてしま    い・・・。
 
そして、慢性炎症を土台として
栄養障害
動脈硬化
アミロイド症
貧血
などが、それぞれ関連しながら進行し ていきます・・・。
 
 
この
Malnutirition(低栄養)

Inflammation(炎症)

Atherosclerosis(動脈硬化)
 
3つの頭文字をとって・・・。
 
MIA症候群と言います・・・。
 

もし、主治医に、「MIA症候群」の事を聞いて、答えられなかったら・・・。
「即、転院の手続きをしましょう」と、講演の中で言ってましたね・・・。
 
 
 
では、良い透析とは・・・?
 
 
十分に尿毒素除去を行い
 
患者に痛み、痒み、イライラなどの愁訴 や合併症の自覚症状が無く
 
痩せてこないで、体格が維持され    活動性が高い状態
 
辛くなく、快適に透析が出来る事
 
 
 
 
やはり、良い透析を受けられるようになる為にも
患者さん自身が
主体性を持って、透析を受ける事が大切の様です・・・。
 
 
話しは、最初に戻りますが・・・。
 
何故、患者が「主」となる、透析医療をするか?
・・と言うと・・・。
 
 
それだけ、患者さんに、自分の透析に興味を持ってもらいたいからだそうです・・・。

 
何故、興味を持ってもらいたいかと言うと・・・。
 

「透析患者なんだから・・・」
「透析なんかこんなものだ・・・」
 
・・・と、透析を諦めて欲しくないからだと言います・・・。
 
 

だから、諦めてしまわぬ様に、こちらから患者の自律の心に・・・。
 
「MISシート」や「愛Podシート」などで、ノック(働きかけて)をして・・・。
 
こっち(医療者)も、「患者の愁訴をとる最大の努力をする」から・・・。
 
患者も、「自分で出来る事は、自分でやりましょう」と・・・。
 
 
医療者と患者とで、良いチームを組み・・。
協力し合ってやる・・・。
それが良い透析医療だからだと言っています・・・。
 
 
 

 
なので
患者さんも、医師任せ、スタッフ任せでなく・・・。
主体性を持って透析を受ける・・・。
 
透析のプロ
 
患者のプロになってくれ~!!
・・と言っていました・・・。
 
 
そう言えば・・・。 
「人任せではいけない・・・。」
これって、今回の全国大会でも言ってましたね・・・。
 

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今回も、シモンK先生の学習会の資料からお送りします・・・。
 
今回は、「透析患者さんの糖尿病管理の指標」です・・・。
 
 
透析患者の糖尿病管理の指標
 
 
 
糖尿病の人は、血糖値が高くなってしまいますが・・・。
 
血糖値とは・・・。
 
 
空腹時血糖(これが1日の中での最低の血糖)
 
食後血糖(食後1時間くらいが一番血糖が上がる時の血糖)
 
・・・と、あります・・・。
 
普通、食前の空腹時血糖を測っていますが・・・。
 
 
体に良くないのは食後の高血糖です・・・。
 
 
糖尿病のない人は、140以上はあがりません。
 
糖尿病の人はインスリンの分泌が追いつかない・・・。
 
あるいは外からインスリンを打っているので・・・。
 
結局100~200くらいで血糖値は推移しています・・・。
 
 
糖尿病のデータで「ヘモグロビンA1c」って、よく聞きますが・・・。
 
 
ヘモグロビンA1cで・・・。
この血糖値の平均値を診て行きます・・・。
 
 
 
ヘモグロビンA1cとは・・・?
 
 
ヘモグロビンA1cとは・・・。
 
ヘモグロビンブドウ糖が結合したモノです・・・。
 
この値だけで、今は糖尿病かどうかの診断が出来ます。
 
 
 
糖尿病患者は・・・。
ヘモグロビンA1cを6.5以下
 コントロールする目標があります。
 
しかし・・・!
 
透析患者さんは腎性貧血があり・・・。
 
そもそもヘモグロビン値が低いです
 
 
赤血球寿命も、普通は120日くらいですが・・・。
 
透析患者はいろいろな原因で(尿毒素にさらされていたりして)・・・。
 
赤血球寿命が短くなっています・・・。
 
(推定14週くらいまで落ちていると言われています)
 
 
短くなった赤血球寿命は、ヘモグロビンの寿命も短くなり・・・。
 
したがって・・・。
ブドウ糖と結合した
ヘモグロビンA1cの数値も低めに出ます。
 
 
透析患者さんの糖尿病患者さんは
ヘモグロビンA1cの数値が低めに出てしまうので
これが一番の欠点になってしまいます・・・。
 
 
ヘモグロビンA1cの値が、低めに出てしまうので・・・。
血糖値の評価が正確に出来なくなります・・・。
 
 
しかも、
貧血のある透析患者さんは、エリスロポエチンが入りますから・・・。
 
同じヘモグロビンでも・・・。
 
epo使用時と・・・。
epo使用していない時では・・・。
 
ヘモグロビンA1cは異なってきますから・・・。
安定的にヘモグロビンA1cを測定できません。
 
 
以上の事から・・・。
 
貧血時のヘモグロビンA1cは実際よりも低めに出てしまい・・。
 
epo使用状況でも同じ人の、同じ血糖の状況でも・・・。
 
ヘモグロビンA1cの値は異なってしまいます・・・。
 
 
 
 
一方、糖尿病のデータとして・・・。
 
アルブミンブドウ糖が結合した物質の・・・。
 
グリコアルブミンと言うモノがありますが・・・。
 
このグリコアルブミンでも、血糖値の評価が出来ます・・・。
 
 
このグリコアルブミンだと
透析患者で、栄養状態のいい人であれば・・・。
アルブミンは4くらいありますから・・・。
 
このグリコアルブミンの方が
 血糖値の平均値が評価できます・・・。
 
 
しかし
アルブミンが3.5くらい低い人になると・・・。
 
このグリコアルブミンも
低めに出ますので注意が必要となります・・・。
 
 
いずれにせよ、
 
ヘモグロビンA1cも、グリコアルブミンも・・・。
 
両者ともに低めに出るので
 注意が必要です・・・。
 
 
 
ヘモグロビン値とアルブミン値・・・。
 どちらが正常値に近いかで、両者を参考に診て行きましょう・・・。
 
 
 
 
シモンK先生が
ヘモグロビンA1cと、グリコアルブミン
両者の見方を具体的に教えてくれました・・・。
 
 
例えば
 
ヘモグロビン・・・10.8
 
アルブミン・・・・・3.5
 
だと・・・。
 
ヘモグロビンA1cが8.0
 
グリコアルブミンは18%
 
・・・となってしまいます。
 
この場合だと
ヘモグロビンA1cを参考にした方がいいですね。
 
ただし、この値も低めに出ていると判断する必要があります。
 
 
 
例えば・・・。
 
ヘモグロビン・・・・11くらい
 
アルブミン・・・・・・4くらい
 
・・・であれば・・・。
 
グリコアルブミンの方が正確だと考えます・・・。
 
 
 
またこの2つの数値の換算表ですが・・・。
グリコアルブミンを3で割れば
おおよそのヘモグロビンA1cの値が出ます。
(3は状況により異なりますが
近似値として参考値として出す程度なら大きく間違えてはいません)
 
例えば・・・。
 
グリコアルブミンが21%だと・・・。
 
3で割れば7です。
 
ヘモグロビンA1cは7程度と説明をしています。
 
 
 
当院では今年から、この2つを同時に測定して患者にもスタッフにもこの違いに慣れてもらおうと考えています。
 
また眼科の先生などはヘモグロビンA1cの事しか知らない先生もいますので、両者を測定する意義はありますね。
 
 
 
                        
 
 
 
今回で、とりあえず、シモンK先生から提供してもらった学習会の資料を、全て描き終えました・・・。
 
また、シモンK先生から、資料の提供があり次第、描きたいと思っています・・・。
 
 
次回からは、あるドクターから、資料提供がありましたので・・・。
 
その先生の勉強会をする予定です・・・。
 
どの先生かは、お楽しみに~。
 
 
 
 
 
 
不定期なおまけ
 
 
 
僕の透析仲間に、Kさんって方がいますが・・・。
 
そのKさんが・・・。
 
「女房から、食事の事を・・・」
 
あれダメでしょう!」
 
こんなに食べていいの・・・!?」
 
・・・「と、イチイチ指図されると・・・「イラッっと来るんだよね~。」
 
と、言ってました・・・。
 
 
確かに、食事制限なんか
自分自身でも、しなければいけない事は
十分、解っていますよね・・・。
 
 
自分でも、十分解っている上に・・・。
 
 
第三者から
 
こんなに食べていいの・・・!?」
これは、いけないんじゃないの・・・!?」
 
・と、指図されると「イラッ来ますね・・・。
 
 
僕も、昔、保存期の時・・・。
 
コンビニのおでんを買いました・・・。
 
その買ったおでんも、食事の制限がありましたから・・・。
 
大根2個、こんにゃく2個・・・。
 
たったこれだけですよ・・・。
 
たったこれだけなのに・・・。
 
一緒にいた後輩から・・・。
 
バンザイさん、おでんなんか、食べていいんですか・・・!?」
 
・・と、言われた時は
「イラッと、来ましたね~。
 
 
思わず
 
おまえは、俺の親か――ッ!!
 
指図するな――ッ!!
 
・・・と、言った事がありますが・・・。
 
 
 
ホント、第三者から
「あれダメ」「これダメ」
言われる事ほど「イラッと、来る事ないですよね・・・。
 
 
 
 
 
ナンバー209
 
 
透析導入して、障害1級となり・・・。
 
障害者手帳を手にすると・・・。
 
「あ~。自分は、障害者なんだな~
 
・・・と、落ち込んでしまうって、話しは、よく聞きますが・・・。
 
 
でも、この障害者手帳って、結構、障害者の強い味方になりますよね・・・。
 
漫画でも、描きましたが
結構、割り引きなんかしてもらえるしね・・・。
 
助かっている面が、多々ありますね・・・。
 
 
ある大学病院の駐車場が、恐ろしいくらい高いんですよ・・・。
 
だから、普段は電車で行くんですが・・・。
 
 
昔、具合が悪くなり、親父の車で大学病院に行き・・・。
 
大学病院の駐車場に駐車したんですが・・・。
 
 
何時間も、病院にいたから
恐ろしいくらいの駐車料金になってしまって・・・。
 
でも、障害者手帳を提示したら
半額なり、助かりました・・・。
 
 
(みんな、そうだと思うけど・・・)
 
僕は出掛ける時は、必ず、用がなくても、手帳は持っていきます・・・。
今では、無くてはならないアイテムになっていますね・・・。
 
 
 
 
国会請願・・・!!
 
 
今年も、国会請願の季節になりましたが・・・。
 
実は、この漫画は、去年もアップしたんですが、今年もしました・・・。
 
何故なら・・・。
 
 
誰のツイッターかは、忘れましたが・・・。
 
こんなつぶやきがありました・・・。
 
「人知れず、行われる国会請願・・・」
 
 
人知れず、行われちゃダメでしょう・・・。
 
国会請願は、透析患者さんにとっても、とっても大切な事なんだから・・・!!!
透析患者さんは、注目しなくちゃ・・・!!!
 
 
でも、実際、透析患者さんでも、国会請願を知らない人って、結構いる様ですね・・・。
 
国会請願自体より
患者会の存在すら知らない患者さんもいますよね・・・。
 
クリニックに患者会が無いところの患者さんは、患者会を知りませんよね・・・。
 
そんな透析患者さんがいるので、今年もアップしました・・・。
 
 
でも、患者会を知らない患者さんがいる一方で・・・。
 
医師で、患者会に入会してくれてる人もいますよね・・・。
 
有難い事ですね・・・。
 
 
 
 
 
 
お知らせ・・・。
 
 
仕事が、忙しくなってしまったので・・・。
 
ブログを、1ヶ月ぐらい・・・。
 
お休みします・・・。m(_ _)m
 

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今回も、シモンK先生の学習会の資料から、お送りします・・・。
 
今回は、「ALP(アルカリフォスファターゼ)」です・・・。
 
ALP(アルカリフォスファターゼ)
 
 
ALP(アルカリフォスファターゼ)
 
主に肝臓小腸に存在する「酵素」です・・・。
 
 
なので、肝臓や小腸に異常が無く
ALPの数値が高い場合は、骨に由来していると考えられます・・・。
 
 
 
ALPは
「骨芽細胞」のマーカー(しるし)になります・・・。
 
 
骨は
「破骨細胞(吸収)」「骨芽細胞(再生)」
バランスで保たれていて・・・。
 
 
「破骨細胞(吸収)」と「骨芽細胞(再生)」のサイクルで
常に新しい骨となっています・・・。
 
 
しかし、「二次性副甲状腺機能亢進症」になると・・・。
 
副甲状腺から、多くのPTH(ホルモン)を過剰分泌してしまい・・・。
 
それが骨に働き
「破骨細胞」が骨を壊し
骨から多くのカルシウムリンを溶かし出します・・・。
 
 
多くのカルシウムリンが溶け出すので
それを修復しようとして
骨に「骨芽細胞」が活発に働きます・・・。
 
 
「骨芽細胞」が、活発に働くと・・・。
骨芽細胞のマーカーでもある「ALP」の数値が上昇します・・・。
 
 
つまり、この「ALP」が上昇すると言う事は・・・。
 
骨の「破壊(破骨細胞)」と「再生(骨芽細胞)」の
骨代謝の回転が速くなっている事を表します・・・。
 
 
この「破壊」と「再生」のサイクルが、速いままだと・・・。
 
骨の破壊が進み
骨密度が低下して
骨粗しょう症になってしまい
骨折しやすい、骨となってしまいます・・・。
 
 
 
 
ALPの目標値は、120~370Iu/Lです・・・。
 
 
ALPの数値が700、800と高いと
骨の「破壊」「再生」のサイクルの回転が
 速くなっていると考えられます・・・。
 
 
 
 
骨と言えば・・・。
カルシウムとかPTHが、すぐ思い付きますが・・・。
 
ALPも、大きく骨に関係してるのですね・・・。
 
 
(今は、レグパラを服用して、下がり始めていますが・・・)
 
一時期、リンが高くないのに、何故だか、副甲状腺のPTHの数値が・・・。
 
80 100 200 400 600
 
・・・と、毎月上がっていた時がありました・・・。
 
そこでALPの数値を観てみると・・・。
 
PTHの上昇と伴って
ALPの数値も上がっていましたね・・・。
 
思わず、身体って、正直だな~って、思ってしまいましたが・・・。
 
(もし、PTHが上がっている人がいたら、ALPも見てください
おそらくALPも上がっていると思いますよ
 
 
 
ALPの数値が上がっていると言う事は・・・。
 
「骨から、カルシウムが溶け出して、骨芽細胞が修 復してるんだな~」
 
「骨密度が減っているんだな~」
・・・って事も、思いました・・・。
 
 
悲しいかな
骨密度は、1度失ってしまうと
 元に戻す事は出来なと言います・・・。
(ガ~ン!!)
 
 
なので・・・。
 
「リン」「カルシウム」の管理
 
「PTH」の管理
 
・・・が重要となっていきます・・・。
 
 
 
骨密度が失い、もろくなった骨を守ってくれるのが、「筋肉」です・・・。
 
骨の鎧となる「筋肉」を、
 運動などをして、しっかり作りましょう・・・。
 
 
 
失ったら、元に戻せない骨密度・・・。
 
その骨密度の検査をしない施設もあるけど・・・。
 
大切な骨なんだから、検査をして欲しいですね・・・。 
 
 
 
kusakari先生からです・・・。
 
一旦低下した骨密度も,高齢の方でなければ復活する可能性は有ります(時間は掛かりますが).

 
 
不定期なおまけ
 
 
シャントオペなどの、局部麻酔の時は・・・。
 
必ず、医師から「痛くなったら言ってください」と、言われますが・・・。
 
この「痛くなった」レベルが
結構、難しかったりしますね・・・。
 
 
メチャクチャ、MAXレベルに痛ければ・・・。
 
堂々と「痛いです!!」と、言えるし・・・。
 
針でチクチクと刺す程度の、我慢出来る痛みなら・・・。
 
我慢する事も出来ますが・・・。
 
 
痛い事は痛いが・・・。
我慢も出来るレベル・・・。
 
こう言う微妙な痛みのレベル・・・。
 
これが1番困りますね・・・。
 
 
「痛い」と、言ようかな~・・・。
 
それとも「我慢しようかな~」・・・。
 
・・・と、迷ってしまいますね・・・。
 
 
みなさんは、どうしますか・・・?
 
痛いけど、我慢出来るレベルの痛さの時・・・。
 
「痛いです」と、言いますか・・・?
 
それとも「我慢」しちゃいますか・・・?
 
 
 
 
 
ナンバー208
 
 
腎不全見たいに、内部疾患だと、外見が、健康の人と変わらないから・・・。
 
体調が悪い時など、横になっていても・・・。
 
ただ「ダラダラと怠けて寝ている」と思われるだけで・・・。
 
第三者から理解してもらえなかったりしますね・・・。
 
 
 
昔、透析仲間が、透析が終わり・・・。
 
帰りの電車の中で、急に血圧が下がってしまった事がありました・・・。
 
 
椅子は、全て埋まっていて・・・。
 
透析患者は、外見が健康の人と変わらないから・・・。
 
「すいません、体調が悪くなったので、譲ってください」とも、言いずらく・・・。
我慢して、立ったまま、乗っていたと言います・・・。
 
 
しかし、我慢が出来なくなり、次の駅で降りて・・・。
 
 
駅員に「すいません、血圧が下がったようなので、少し寝かせてください」と、言って・・・。
駅員の休憩所に休ませてもらった事があった様です・・・。
 
 
こう言う時って、内部疾患は、困りますね・・・。
 
外見だけでは、障害者と見えないからね・・・。
 
 
でも、内部疾患の様な「見えない障害」を抱える人の為に・・・。
 
「内部障害バッチ」「マーク」などあり・・・。
 
(バッチやマークを服やカバンなどに付けて)
「見えない障害」から「見える障害」にする活動が広まっているようですね・・・。
 
 
 
今、身体障害者手帳、交付対象者のうち
3割にあたる約107万人が内部障害者だといます・・・。
 
例えば、朝のラッシュで
300人が電車に乗っていたとしたら
2~3人の人に内部障害者がいると言う計算になります・・・。
 
 
その2~3人の方は
もしかしたら、毎朝、誰からも理解されず、辛い思いをして
通勤をしている可能性があると言う事になりますね・・・。
 
 
 
まだまだ、この活動は始まったばかりの様ですが・・・。
 
内部疾患者の理解が深まるって事は
嬉しいですね・・・。
 
 
 
「毎日新聞 内部障害マーク」で検索すると、「内部障害マーク」の記事が出てきますよ・・・。
 

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今回も、シモンK先生の学習会の資料から、お送りします・・・。
 
今回は、二次性副甲状腺機能亢進症です・・・。
 
二次性副甲状腺機能亢進症
 
 
 
透析患者さんは、腎機能が低下している・・・。
        
腎機能が低下すると、ビタミンDの元気(活性化)が無くなり・・・。
      
腸からのカルシウムの吸収が低下してしまう・・・。
      
そうなると、血液中のカルシウムが低下する・・・。
         
すると、副甲状腺から、PTH(ホルモン)を出し・・・。
 骨からカルシウムのを溶かし・・・。
         
血液のカルシウムの数値を上昇させる・・・。
         
 
しかし、血液中のカルシウムの数値が
低いまま低カルシウム血症)だと・・・。
 
カルシウムを上げようと、副甲状腺から
PTHが過剰に分泌し続けてしまう・・・。
 
 
 
 
透析患者は、腎機能が低下している・・・。
        
腎機能が低下してるのでリンの排出が出来ず・・・。
        
血液中のリンの数値が上昇する・・・。
      
副甲状腺から、PTH(ホルモン)を分泌して・・・。
 骨からカルシウムを溶かし、血液中のカルシウムを上昇させて・・・。
 リンとカルシウムのバランスをとる・・・。
      
しかし、リンの数値が高いままだ高リン血症)と、
副甲状腺はPTHを過剰に分泌し続けてしまう・・・。
 
 
 
 
低カルシウム血症により、PTHが過剰に分泌し続け てしまう・・・。
 
高リン血症により、PTHが過剰に分泌し続けてしま う・・・。
 
 
この様に、副甲状腺が、過剰にPTHを分泌し続ける事を・・・。
二次性副甲状腺機能亢進症と言います・・・。
 
 
 
高リン血症は、直接、副甲状腺を刺激して、PTHの過剰分泌の原因ともなりま  す・・・。
ビタミンDは、副甲状腺のPTHの分泌を抑制しますが・・・。
 ビタミンDの元気(活性化)が無くなると、副甲状腺への抑制が弱まり、
 PTHの分泌が過剰になってしまいます・・・。
 
 
 
 
二次性副甲状腺機能亢進症が長く続くと・・・。
 
 
骨はどんどん溶け出して、もろくなり骨粗鬆症」になってしまいます・・・。
 
 
また、この二次性副甲状腺機能亢進症がひどくなると・・・。
 
骨や関節の痛み
骨折
筋力の低下
かゆみ等の症状が起こってきます・・・。
 
従って、これらの症状が出る前に治療を始める必要があります。
 
 
 
治療
 
 
しっかり透析をする事はもちろんですが・・・。
 
リンの数値を高めない・・・。
 
透析患者のリンの目標値は、6mg/ml以下
 
6mg/ml以下(理想は厳しく4.5mg/ml以下)に抑えるようにします。
 
 
 
 
 
リンの数値を下げる、リン吸着剤(カルタン、レナジェルなど・・・)
 
 
活性型ビタミンD製剤
 
この活性型ビタミンD製剤に、効果か充分に得られない場合は・・・。
 
活性型ビタミンD製剤の注射薬(「オキサロール」「ロカルトロール」)もあります。
 
 
レグパラ

リン吸着剤や、ビタミンD製剤などを使っても、PTHの数値が下がらない場合・・・。
 
最終兵器として、このレグパラを服用しますね・・・。
 
みなさんも、よ~く知っていると思いますが・・・。
 
このレグパラは、かなり効果がある様で、PTHの数値が劇的に下がりますね・・・。
 
しかし
このレグパラは、胃が重くなると言う、副作用もかなり強く出るので・・・。
 
レグパラの服用を中断する患者さんも多くいますね・・・。
 
そうなると、外科的処置で、副甲状腺を摘出しなければなりません・・・。
 
 
 
透析患者さんのPTHの目標値
60~240pg/mL(透析前)です・・・。
 
今までは、60~180pg/mLでしたが、改定されました・・・。
 
 
 
 
高リン血症と、副甲状腺機能亢進症は・・・。
 
高リン血症副甲状腺機能亢進症
高リン血症副甲状腺機能亢進症
高リン血症副甲状腺機能亢進症
高リン血症副甲状腺機能亢進症
・・・と言う、サイクルで回ってしまいます・・・。
 
そのサイクルをいかにして
ビタミンD製剤で断ち切るかがポイントとなりま    す・・・。
 
 
 
実は、高リン血症だけでも・・・。
ダイレクトに冠動脈、石灰化、血管内膜障害が起きてしまいます・・・。
 
なので、高リン血症、副甲状腺機能亢進症のサイクルがいかに怖いかと言う事です・・・。
 
 
 
kusakari先生からです・・・。
 
Caを骨から動員する時に、ついでにリンも一緒に動員されちゃいます。ですので、無治療の副甲状腺機能亢進症は高リン血症の悪循環に陥ってしまうのですね。ºï½ü 
 
 
 
リン、カルシウム、ビタミンDのバランスをしっかり取りましょう・・・。
 
 
 
 
 
 
首都直下型地震!!
 
 
このマンガを描いている時は・・・。
まだ「4年以内に70%」と言う、恐ろしい報道があったばかりでしたが・・・。
 
最近の報道では「30年以内に70%」と言う、訂正がありましたね・・・。
 
でも、4年30年に伸びたとしても・・・。
 
30年後に、震災が起きても30年以内になるし・・・。
 明日、起きても、30年以内になるから・・・。
 
30年と訂正されたからと言って、安心は出来ない事となりますね・・・。
 
 
この30年に70%と言う、確率・・・。
実は、30年以内に、交通事故に合う確率より高い様ですね・・・。 
 
 
では、実際、震災になったら、どうすればいいのか・・・?
 
去年、3.11の震災があった時、東腎協に電話で聞きました・・・。
 
まず・・・。
 
避難所に、医療スタッフのテントがあるから・・・。
 
そこに、
①自分が透析患者である事・・・。
②いつ、透析をしたか・・・?
③いつまでに、透析を受けたいかを・・・。
 自己申告するようにと、言われました・・・。
 
すると、医療スタッフが、透析可能なクリニックを探してくれると・・・。
 
東腎協のスタッフに言われたのですが・・・。
 
 
実際、震災にあうと・・・。
透析可能なクリニックや病院を
自分で探さなければならなくなると言いますね・・・。
 
なので、今のうちに
近隣のクリニックの連絡先をチェックして言うた方がいいでしょうね・・・。
 
では、震災にあったら、どんな透析になってしまうの か・・・?
 
透析ブログ仲間の、パパイヤさんがブログで記事にしています・・・。
 
 
 
週2回の3時間透析になるようですね・・・。
 
完全な透析不足状態になりますね・・・。
 
水分とカリウムを、メチャクチャ気を付けなければならなくなります    ね・・・。
アガメートゼリーを持ってない人は、処方してもらった方が良いでしょうね ・・・。
 
後、透析条件を暗記しておくか
手帳とかカードに記入しておいた方が
施設の受け入れがしやすくなるようです・・・・。
 
 
まぁ、数年前から、言われている・・・。
 
関東大震災・・・。
東海地震・・・。
 
いつ起きてもおかしくないと、言われていますよね・・・。
 
震災にあったら、どうなるのか・・・?
マジに、考えてた方がいいでしょうね・・・。
 
 
 
 
ナンバー207
 
 
透析患者さんの血管は・・・。
 
すご~く穿刺がしやすい人と・・・。
 
血管が細かったり、深くあったりして・・・。
 
すご~く穿刺が難しい人といますね・・・。
 
 
穿刺が難しい患者さんは、ホント気の毒ですよね・・・。
 
失敗の確率が多いから・・・。
 
穿刺そのものが、恐怖になってる人もいますよね・・・。
 
 
でも、難しい血管は、患者さん本人だけでなく、スタッフも大変ですよね・・・。
 
 
前にお世話になっていたクリニックの場合は・・・。
 
穿刺がうまくいかず、数人のスタッフがトライするけど、やはり、うまくいかず・・・。
 
そして、最後は、技士長の出番となります・・・。
 
技士長も、立場上、失敗できないから、汗だくでしてましたね・・・。
 
 
最初にも書きましたが・・・。
 
穿刺が、難しい血管の患者さんは、穿刺自体が恐怖となってしまいますが・・・。
 
少しでも、苦痛のない透析になる様に、スタッフ達も懸命ですよね・・・。
 
技士長の、額の大粒の汗を観ると、ホントそう思いましたね・・・。
 
 
 
 
おまけの情報・・・。
 
 
在宅血液透析研究会のHPが新しくなりましたね・・・。
 
HPです。→ http://jshhd.jp/
 
HPのトップページに、動画が二つありますが・・・。
 
一つ(再生vol,2)に、在宅透析を導入するまでの、流れが出ていますね・・・。
 
在宅血液透析に興味がある方は、参考になると思うので・・・
 
是非観てください・・・。
 
 
後、動画に、結構知ってる人が出てるかも・・・。
 
僕も、知ってる人が、結構出ていて、ちょっと笑ってしまいました・・・。(^^;)
 
 
 
 
おまけのおまけの情報・・・。
 
 
体調を悪くして、ブログを休んでいましたが・・・。
 
それなりに、よくなり元気になりましたので・・・。
 
色々と、ご心配かけました・・・。m(_ _)m
 
 
 

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今回も、シモンK先生の学習会の資料から、お送りいます・・・。
 
今回は「副甲状腺(PTH-intact)」です・・・。
 
 
副甲状腺
 
 
大きさは4-5mmぐらいで甲状腺の周囲にあり
 
副甲状腺ホルモン(PTH)をつくる臓器です。
 
 
副甲状腺は、カルシウムとリンのバランスを保つ
重要な臓器です・・・。
 
 
 
副甲状腺から、PTH(ホルモン)が分泌され・・・。
      
腎臓に、働きかけます・・・。
 
 
 
 
PTHが腎臓に働きかけると・・・。
 
 
ビタミンDが、よく働く活性化ビタミンDとなり・・・。
       
その活性化ビタミンDが、腸に働き・・・。
     
①腸から、カルシウムを吸収します・・・。
 
 
そして・・・。
 
②活性化ビタミンDは
 尿から排出される、カルシウムを抑制します・・・。
 
 
 
副甲状腺から分泌したPTHは、骨に働きかけ・・・。
      
③骨を溶かし
カルシウムを、血液の中へと導きます・・・。
 
 
 
 
①腸から吸収した、カルシウム・・・。
 
②尿から抑制した、カルシウム・・・。
 
③骨を溶かし血液へと導いた、カルシウム・・・。
 
 
これらの働きで、血液中のカルシウムを
 正常範囲へと上昇させます・・・。
 
 
 
 
 
副甲状腺は、血液中のカルシウムを監視して・・・。
 
 
血液中のカルシウムが上がり過ぎたら・・・。
      
PTHの分泌量を抑制して・・・。
      
血液中のカルシウムを下げます・・・。
 
 
 
 
血液中のカルシウムが下がり過ぎたら・・・。
       
PTHの分泌量を増加して・・・。
       
血液中のカルシウムを上げます・・・。
 
 
 
 
この様に、副甲状腺は
 血液中のカルシウムを、コントロールし ています・・・。
 
 
 
 
副甲状腺はややこしいので、今回は副甲状腺の機能までとしました・・・。
 
(もし、描きたらない点などがありましたら、言ってください。直しますので・・・・
 
 
 
 
 
 
不定期なおまけ
 
 
 
1月10日・・・。
 
年末に受けた
シャント再建オペの抜糸の為、女子医大に行ってきました・・・。
 
無事、抜糸も終わり、血流も良好で、これで全てが終わりとなりました・・・。
 
・・・が、抜糸をしてくれた
甲斐先生から出た、最後の言葉に、ちょっとビックリしました・・・。
 
 
「他に何か、お困りの事はありますか・・・?」
 
 
正直、そんな事を言われた事は無いし・・・。
 
初めてだったので、返事にとまどってしまいました・・・。
 
 
別に、何もなかったので・・・。
 
「ありません・・・」
 
・・・と、答えました・・・。
 
通常なら、決まった処置をしたら、もうそれ以上何もしないけど・・・。
 
 
医師の方から、患者の問題に、更に積極的にアプローチをして来てくれた事が嬉しかったですね・・・。
 
 
これって、女子医大の方針なのかな・・・?
 
それとも、甲斐先生の個人的な考えのもとした事なのかな・・・?
 
 
まぁ~、よくはから分かりませんが・・・。
 
患者の事を、更に深く診て
更に問題点を見出してくれる・・・。
 
その姿勢は、患者として、マジ嬉しい事ですよね・・・。
 
 
 
前回
「患者視点の新しい透析医療」の著書の、政金生人先生を紹介しましたが・・・。
 
その政金先生も、愛pod宣言として、より良い透析医療を目指しています・・・。
 
 
愛pod宣言
 
 
よい透析とは透析中血圧が下がらず、痛み、かゆみ、イライラ、
 不眠などの不快な症状がない状態と定義します。
 
愛Podとは患者さん(Patient)の訴えに基づく(oriented)
 透析(dialysis)のことをさします。
 
よい透析を達成するために努力を惜しまない透析医療を<愛Pod> と呼びます。
 
そのためには、透析スケジュールや透析条件、HDF療法などを
 いろいろ工夫する必要があります。
 
データありきの医療ではなく、愁訴のない透析にはどのようなメカニ ズムがあるのかを解析します。
 
矢吹病院は愛Pod実践のために、今後も一層の努力をすることを
 宣言致します
 
 
 
宣言の中の、「データありきの医療でなく・・・」ってところが、嬉しいですね・・・。
 
 
 
 
 
HPの「愛podシート」をダウンロードすると・・・。
 
「透析医療に関する自覚症状調査シート」が出てきます・・・。
 
かゆみ、イライラ、ダルさなどの症状を、調査出来るシートです・・・。
 
 
これって、すごくいいと思いませんか・・・?
 
あれこれ口頭で、医師に言うより、分かりやすいし・・・。
 
症状も、5段階に分かれているから、患者自身も症状を伝えやすいしね・・・。
 
 
みなさんも、自己診断してみてください・・・。
 
客観的に、自己診断が出来て、自分の今の症状が分かると思いますよ・・・。
 
 
 
どこの施設でも、このシートを導入すべきだと思いますね・・・。
 
そうすれば、回診の時・・・。
 
「お変りはありませんか・・・?」
 
「ありません・・・」
 
・・・と、言う、そっけない回診が、無くなるかもしれませんね・・・。
 
 
 
 
ナンバー206
 
 
 
Iさんは、前にお世話になっていた時の透析仲間です・・・。
 
Iさんは、明るくて、患者さんからも人気がありましたね・・・。
 
僕は、今は、在宅で透析をしてるから、患者さん同士の横の繋がりがあまり無いので・・・。
 
時々、「やはり仲間がいる事は、いいよな~」って、思ったりしますね・・・。
 
 
実は、今日、在宅透析患者さんのお食事の会があり、行ってきました・・・。
 
数か月ぶりの、仲間達との再会ですね・・・。
 
楽しかったですね・・・。
 
不思議な事に、参加率がいいんですよね・・・。
 
「何でかな~?」って、思ったりしますが・・・。
 
やはり、他の在宅患者さんも、普段は孤独に透析をしていますからね・・・。
 
こう言う集いで、同じ境遇の仲間と会い・・・。
 
そして、色んな事を語り合いたいんでしょうね・・・。
 
それは、僕も同じですけどね・・・。
 
 
ホント、仲間って、いいですよね・・・。
 
 
 
 
おまけの情報
 
 
今日のお食事会で、田端駅前クリニックの看護師さんと技士さんが参加してました・・・。
 
なんか、田端駅前クリニックでも、患者さんの希望があれば、在宅透析をする予定だとか・・・。
 
興味がある人は、是非・・・。
 
 

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