今回も、山羊先生から提供して頂いた資料からお送りします・・・。
今回は
「脱血側の中枢側よりの狭窄の場合&
返血側の中枢が狭窄している場合」です。
脱血側の中枢側よりの狭窄の場合
脱血側の中枢側より(流出路)に狭窄がある場合
(図その2)
シャントの血流が阻害されているに関わらず・・・。
脱血不良が認められない。
なので、病変の発見が遅れる事もある。
ただし
血管内圧が高まる為
止血に時間がかかり(止血困難)
気付かれる場合もある。
この様なタイプの狭窄では
狭窄部から吻合部よりの広範囲で
シャント血管で
スリルが不明瞭
(もしくは拍動だけとなり)
血管壁が硬くなった様に感じられる。
つまり!!!
(ポイント)
「柔らかいスリルが消失しているのに
脱血が良好である」
と言う、矛盾した所見が特徴です。
返血側の中枢が狭窄している場合
次に返血側を中心に考えてみましょう。
返血側の中枢よりに狭窄がある場合によく認められる兆候は・・・。
(ポイント)返血圧(静脈圧)の上昇で す。
これは返血がシャント血管であっても・・・。
それ以外の血管であっても・・・。
流出路に狭窄があれば
同様におこります。
また
狭窄部位の吻合部側で、脱血と返血の両方を穿刺していれば
「図その2」で記した異常が脱血側で
同時に認められます。
ちょっと分かりづらくなってしまい、申し訳ないのですが・・・。
狭窄があると、それだけ血管内圧の変化があるから・・・。
静脈圧の変化が、ポイントとなるかもしれませんね・・・。
ところで、みなさんは自分の平均の静脈圧を知ってますか・・・?
自分の平均の静脈圧を知っていると・・・。
シャントが狭窄しているかどうかが
いち早く分かるかもしれませんね・・・。
前回のマーチさんが・・・。
シャント音ってアテにならない場合もあるんだよね
結構いい音だと思っても
結構いい音だと思っても
造影するとかなり狭窄してるってね(T_T)
シャント音がアテにならなければ
シャント音がアテにならなければ
頼りは静脈圧の変化かな(^^)
・・・と、コメントしていますが・・・。
確かに、僕の去年のシャントが閉塞した時も
静脈圧が
いつもより低かったですね・・・。
その時は、初めての経験で、あまり気にしなかったけど・・・。
静脈圧の変化に異変を感じていれば・・・。
早期発見出来て
シャント再建オペをしなくても
すんだかもしれませんでしたね・・・。
実は、最近も
静脈圧が、いつもより高くなっていたので・・・。
「また、狭窄を起こしているのかも・・・!!!」
と、思い・・・。
急いで、女子医大に診てもらいに行ってきました・・・。
エコーで、シャントを診てもらいましたが、異常は見つからず・・・。
静脈圧が上がってしまった原因は
おそらく、シャントが発達して
それでシャント血流量が増えたからじゃないかと言う診断でした・・・。
確かに、最近、ますます、シャントが太くなってきています・・・。
この様に、自分の静脈圧を知っていると
シャントの変化がすぐに分かるから
自分の平均の静脈圧を知っていた方が
いいかもしれませんね・・・。
ほとんどのスタッフが、穿刺の時に、聴診器でシャント音で聞くと思うけど・・・。
結構、スタッフもアテにならないと言うしね・・・。
しかも、全スタッフが
全患者の平均の静脈圧を知っているとも思えなしね・・・。
自分の平均の静脈圧を知って・・・。
自分のシャントは自分で守る!!!
そのくらいの意気込みの方がいいかもしれませんね・・・。
おまけ
当たり前の話しだけど・・・。
透析患者さんは
透析をしないと死んでしまいますよね・・・。
なので
透析患者さんにとって
透析って絶対的に必要なモノですよね・・・。
今回、緊急入院した時も・・・。
真っ先に思った事が透析の事でしたね・・・。
「とりあえず
透析日を確保しなくては・・・!!!」
なので
医師に「自分が透析患者だ」
と言う事を、真っ先に伝えましたね・・・。
それで、その病院の透析室の師長さんが来てくれて・・・。
透析が出来るように、ベットの調整してもらいました・・・。
その時
ホント、自分は透析無しでは
生きられないんだな~。
自分にとって
透析は絶対的に必要なモノだと
つくづく思ってしまいましたね・・・。
その絶対的に必要な透析だけど・・・。
時々、邪魔くさくなる時も、正直ありますね・・・。
漫画の中のじくさんじゃないけど・・・。
色んな事が重なると・・・。
ジレンマが出て・・・。
あ~あ・・・。
透析さえしていなければ・・・。
な~んて事を思ってしまう事もありますね・・・。
不定期なおまけ
まだ読んでないですが、ちょっと興味をそそるタイトルの本が出てますね・・・。
そのタイトルとは・・・。
「話しを聞かない医師、思いが言えない患者」
みなさんの主治医は、どうですか・・・?
ちゃんと話を聞いてくれますか・・・?
そして、みなさんは
ちゃんと自分の思いを主治医に言えてますか・・・?
僕は腎不全と診断されてから、腎臓や透析以外の医師にも、結構会ってますが・・・。
今まで、それなりに、色んな医師に会って来て・・・。
最近感じている事は・・・。
良い医師ほど、患者との距離があまり無い・・・。
・・・と言う事かな・・・。
あまり良くない医師ほど、患者との距離をすごく感じますね・・・。
なので、医師の方から、患者に近づいて・・・。
ドンドン、患者との距離を縮めて欲しいですね・・・。
だって、距離を感じると、言いたい事も言えなくなりますよね・・・。
この距離感が
「話しを聞かない医師、思いが言えない患者」
と言う図式を作っているのこもしれないのだからね・・・。
ちょっと嬉しかった事・・・。
シャント学習会の記事でも書きましたが・・・。
静脈圧が、いつもより高いと言う事で、心配になり、急いで女子医大に行き・・・。
去年、お世話になった甲斐先生に診てもらいました・・・。
診察をしている時、甲斐先生が・・・。
「バンザイさんは、確か品川のクリニックでしたよね・・・」
・・・と、聞いてきたのには、ビックリしましたね・・・。
甲斐先生は、オペがうまいと評判の先生です・・・。
なので、多くの患者さんを診ていると思うけど・・・。
ちゃんと覚えていてくれた事が嬉しかったですね・・・。
結構、主治医でも、忘れている事が多いですからね・・・。
それだけ、自分の事を知っていてくれている・・・。
覚えていてくれているって・・・。
正直、患者としては、嬉しいですよね・・・。
おしらせ・・・。
ちょっと仕事が忙しく、これからは、月1回ペースでの更新しか出来なくなりそうなので・・・。
ホント、申し訳ないんですが、ご了承ください。
代わりと言ってはなんですが・・・。
ツイッターの方で、1日に1回は、透析の事をつぶやこうかと思っていますので・・・。
ちょっと頑張ってみようかと思っています・・・。
ツイッター→ https://twitter.com/08218
ちなみに、今、透析関係の仕事をしているので、具体的な形になったら、お知らせしますね・・・。(^^)