透析バンザイ!!!

透析の医療、透析の事はもちろん、患者の事、仲間の事、腎不全の事、などなど幅広く透析の事か描いています。

2012年02月

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今回も、シモンK先生の学習会の資料からお送りします・・・。
 
今回は、「透析患者さんの糖尿病管理の指標」です・・・。
 
 
透析患者の糖尿病管理の指標
 
 
 
糖尿病の人は、血糖値が高くなってしまいますが・・・。
 
血糖値とは・・・。
 
 
空腹時血糖(これが1日の中での最低の血糖)
 
食後血糖(食後1時間くらいが一番血糖が上がる時の血糖)
 
・・・と、あります・・・。
 
普通、食前の空腹時血糖を測っていますが・・・。
 
 
体に良くないのは食後の高血糖です・・・。
 
 
糖尿病のない人は、140以上はあがりません。
 
糖尿病の人はインスリンの分泌が追いつかない・・・。
 
あるいは外からインスリンを打っているので・・・。
 
結局100~200くらいで血糖値は推移しています・・・。
 
 
糖尿病のデータで「ヘモグロビンA1c」って、よく聞きますが・・・。
 
 
ヘモグロビンA1cで・・・。
この血糖値の平均値を診て行きます・・・。
 
 
 
ヘモグロビンA1cとは・・・?
 
 
ヘモグロビンA1cとは・・・。
 
ヘモグロビンブドウ糖が結合したモノです・・・。
 
この値だけで、今は糖尿病かどうかの診断が出来ます。
 
 
 
糖尿病患者は・・・。
ヘモグロビンA1cを6.5以下
 コントロールする目標があります。
 
しかし・・・!
 
透析患者さんは腎性貧血があり・・・。
 
そもそもヘモグロビン値が低いです
 
 
赤血球寿命も、普通は120日くらいですが・・・。
 
透析患者はいろいろな原因で(尿毒素にさらされていたりして)・・・。
 
赤血球寿命が短くなっています・・・。
 
(推定14週くらいまで落ちていると言われています)
 
 
短くなった赤血球寿命は、ヘモグロビンの寿命も短くなり・・・。
 
したがって・・・。
ブドウ糖と結合した
ヘモグロビンA1cの数値も低めに出ます。
 
 
透析患者さんの糖尿病患者さんは
ヘモグロビンA1cの数値が低めに出てしまうので
これが一番の欠点になってしまいます・・・。
 
 
ヘモグロビンA1cの値が、低めに出てしまうので・・・。
血糖値の評価が正確に出来なくなります・・・。
 
 
しかも、
貧血のある透析患者さんは、エリスロポエチンが入りますから・・・。
 
同じヘモグロビンでも・・・。
 
epo使用時と・・・。
epo使用していない時では・・・。
 
ヘモグロビンA1cは異なってきますから・・・。
安定的にヘモグロビンA1cを測定できません。
 
 
以上の事から・・・。
 
貧血時のヘモグロビンA1cは実際よりも低めに出てしまい・・。
 
epo使用状況でも同じ人の、同じ血糖の状況でも・・・。
 
ヘモグロビンA1cの値は異なってしまいます・・・。
 
 
 
 
一方、糖尿病のデータとして・・・。
 
アルブミンブドウ糖が結合した物質の・・・。
 
グリコアルブミンと言うモノがありますが・・・。
 
このグリコアルブミンでも、血糖値の評価が出来ます・・・。
 
 
このグリコアルブミンだと
透析患者で、栄養状態のいい人であれば・・・。
アルブミンは4くらいありますから・・・。
 
このグリコアルブミンの方が
 血糖値の平均値が評価できます・・・。
 
 
しかし
アルブミンが3.5くらい低い人になると・・・。
 
このグリコアルブミンも
低めに出ますので注意が必要となります・・・。
 
 
いずれにせよ、
 
ヘモグロビンA1cも、グリコアルブミンも・・・。
 
両者ともに低めに出るので
 注意が必要です・・・。
 
 
 
ヘモグロビン値とアルブミン値・・・。
 どちらが正常値に近いかで、両者を参考に診て行きましょう・・・。
 
 
 
 
シモンK先生が
ヘモグロビンA1cと、グリコアルブミン
両者の見方を具体的に教えてくれました・・・。
 
 
例えば
 
ヘモグロビン・・・10.8
 
アルブミン・・・・・3.5
 
だと・・・。
 
ヘモグロビンA1cが8.0
 
グリコアルブミンは18%
 
・・・となってしまいます。
 
この場合だと
ヘモグロビンA1cを参考にした方がいいですね。
 
ただし、この値も低めに出ていると判断する必要があります。
 
 
 
例えば・・・。
 
ヘモグロビン・・・・11くらい
 
アルブミン・・・・・・4くらい
 
・・・であれば・・・。
 
グリコアルブミンの方が正確だと考えます・・・。
 
 
 
またこの2つの数値の換算表ですが・・・。
グリコアルブミンを3で割れば
おおよそのヘモグロビンA1cの値が出ます。
(3は状況により異なりますが
近似値として参考値として出す程度なら大きく間違えてはいません)
 
例えば・・・。
 
グリコアルブミンが21%だと・・・。
 
3で割れば7です。
 
ヘモグロビンA1cは7程度と説明をしています。
 
 
 
当院では今年から、この2つを同時に測定して患者にもスタッフにもこの違いに慣れてもらおうと考えています。
 
また眼科の先生などはヘモグロビンA1cの事しか知らない先生もいますので、両者を測定する意義はありますね。
 
 
 
                        
 
 
 
今回で、とりあえず、シモンK先生から提供してもらった学習会の資料を、全て描き終えました・・・。
 
また、シモンK先生から、資料の提供があり次第、描きたいと思っています・・・。
 
 
次回からは、あるドクターから、資料提供がありましたので・・・。
 
その先生の勉強会をする予定です・・・。
 
どの先生かは、お楽しみに~。
 
 
 
 
 
 
不定期なおまけ
 
 
 
僕の透析仲間に、Kさんって方がいますが・・・。
 
そのKさんが・・・。
 
「女房から、食事の事を・・・」
 
あれダメでしょう!」
 
こんなに食べていいの・・・!?」
 
・・・「と、イチイチ指図されると・・・「イラッっと来るんだよね~。」
 
と、言ってました・・・。
 
 
確かに、食事制限なんか
自分自身でも、しなければいけない事は
十分、解っていますよね・・・。
 
 
自分でも、十分解っている上に・・・。
 
 
第三者から
 
こんなに食べていいの・・・!?」
これは、いけないんじゃないの・・・!?」
 
・と、指図されると「イラッ来ますね・・・。
 
 
僕も、昔、保存期の時・・・。
 
コンビニのおでんを買いました・・・。
 
その買ったおでんも、食事の制限がありましたから・・・。
 
大根2個、こんにゃく2個・・・。
 
たったこれだけですよ・・・。
 
たったこれだけなのに・・・。
 
一緒にいた後輩から・・・。
 
バンザイさん、おでんなんか、食べていいんですか・・・!?」
 
・・と、言われた時は
「イラッと、来ましたね~。
 
 
思わず
 
おまえは、俺の親か――ッ!!
 
指図するな――ッ!!
 
・・・と、言った事がありますが・・・。
 
 
 
ホント、第三者から
「あれダメ」「これダメ」
言われる事ほど「イラッと、来る事ないですよね・・・。
 
 
 
 
 
ナンバー209
 
 
透析導入して、障害1級となり・・・。
 
障害者手帳を手にすると・・・。
 
「あ~。自分は、障害者なんだな~
 
・・・と、落ち込んでしまうって、話しは、よく聞きますが・・・。
 
 
でも、この障害者手帳って、結構、障害者の強い味方になりますよね・・・。
 
漫画でも、描きましたが
結構、割り引きなんかしてもらえるしね・・・。
 
助かっている面が、多々ありますね・・・。
 
 
ある大学病院の駐車場が、恐ろしいくらい高いんですよ・・・。
 
だから、普段は電車で行くんですが・・・。
 
 
昔、具合が悪くなり、親父の車で大学病院に行き・・・。
 
大学病院の駐車場に駐車したんですが・・・。
 
 
何時間も、病院にいたから
恐ろしいくらいの駐車料金になってしまって・・・。
 
でも、障害者手帳を提示したら
半額なり、助かりました・・・。
 
 
(みんな、そうだと思うけど・・・)
 
僕は出掛ける時は、必ず、用がなくても、手帳は持っていきます・・・。
今では、無くてはならないアイテムになっていますね・・・。
 
 
 
 
国会請願・・・!!
 
 
今年も、国会請願の季節になりましたが・・・。
 
実は、この漫画は、去年もアップしたんですが、今年もしました・・・。
 
何故なら・・・。
 
 
誰のツイッターかは、忘れましたが・・・。
 
こんなつぶやきがありました・・・。
 
「人知れず、行われる国会請願・・・」
 
 
人知れず、行われちゃダメでしょう・・・。
 
国会請願は、透析患者さんにとっても、とっても大切な事なんだから・・・!!!
透析患者さんは、注目しなくちゃ・・・!!!
 
 
でも、実際、透析患者さんでも、国会請願を知らない人って、結構いる様ですね・・・。
 
国会請願自体より
患者会の存在すら知らない患者さんもいますよね・・・。
 
クリニックに患者会が無いところの患者さんは、患者会を知りませんよね・・・。
 
そんな透析患者さんがいるので、今年もアップしました・・・。
 
 
でも、患者会を知らない患者さんがいる一方で・・・。
 
医師で、患者会に入会してくれてる人もいますよね・・・。
 
有難い事ですね・・・。
 
 
 
 
 
 
お知らせ・・・。
 
 
仕事が、忙しくなってしまったので・・・。
 
ブログを、1ヶ月ぐらい・・・。
 
お休みします・・・。m(_ _)m
 

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今回も、シモンK先生の学習会の資料から、お送りします・・・。
 
今回は、「ALP(アルカリフォスファターゼ)」です・・・。
 
ALP(アルカリフォスファターゼ)
 
 
ALP(アルカリフォスファターゼ)
 
主に肝臓小腸に存在する「酵素」です・・・。
 
 
なので、肝臓や小腸に異常が無く
ALPの数値が高い場合は、骨に由来していると考えられます・・・。
 
 
 
ALPは
「骨芽細胞」のマーカー(しるし)になります・・・。
 
 
骨は
「破骨細胞(吸収)」「骨芽細胞(再生)」
バランスで保たれていて・・・。
 
 
「破骨細胞(吸収)」と「骨芽細胞(再生)」のサイクルで
常に新しい骨となっています・・・。
 
 
しかし、「二次性副甲状腺機能亢進症」になると・・・。
 
副甲状腺から、多くのPTH(ホルモン)を過剰分泌してしまい・・・。
 
それが骨に働き
「破骨細胞」が骨を壊し
骨から多くのカルシウムリンを溶かし出します・・・。
 
 
多くのカルシウムリンが溶け出すので
それを修復しようとして
骨に「骨芽細胞」が活発に働きます・・・。
 
 
「骨芽細胞」が、活発に働くと・・・。
骨芽細胞のマーカーでもある「ALP」の数値が上昇します・・・。
 
 
つまり、この「ALP」が上昇すると言う事は・・・。
 
骨の「破壊(破骨細胞)」と「再生(骨芽細胞)」の
骨代謝の回転が速くなっている事を表します・・・。
 
 
この「破壊」と「再生」のサイクルが、速いままだと・・・。
 
骨の破壊が進み
骨密度が低下して
骨粗しょう症になってしまい
骨折しやすい、骨となってしまいます・・・。
 
 
 
 
ALPの目標値は、120~370Iu/Lです・・・。
 
 
ALPの数値が700、800と高いと
骨の「破壊」「再生」のサイクルの回転が
 速くなっていると考えられます・・・。
 
 
 
 
骨と言えば・・・。
カルシウムとかPTHが、すぐ思い付きますが・・・。
 
ALPも、大きく骨に関係してるのですね・・・。
 
 
(今は、レグパラを服用して、下がり始めていますが・・・)
 
一時期、リンが高くないのに、何故だか、副甲状腺のPTHの数値が・・・。
 
80 100 200 400 600
 
・・・と、毎月上がっていた時がありました・・・。
 
そこでALPの数値を観てみると・・・。
 
PTHの上昇と伴って
ALPの数値も上がっていましたね・・・。
 
思わず、身体って、正直だな~って、思ってしまいましたが・・・。
 
(もし、PTHが上がっている人がいたら、ALPも見てください
おそらくALPも上がっていると思いますよ
 
 
 
ALPの数値が上がっていると言う事は・・・。
 
「骨から、カルシウムが溶け出して、骨芽細胞が修 復してるんだな~」
 
「骨密度が減っているんだな~」
・・・って事も、思いました・・・。
 
 
悲しいかな
骨密度は、1度失ってしまうと
 元に戻す事は出来なと言います・・・。
(ガ~ン!!)
 
 
なので・・・。
 
「リン」「カルシウム」の管理
 
「PTH」の管理
 
・・・が重要となっていきます・・・。
 
 
 
骨密度が失い、もろくなった骨を守ってくれるのが、「筋肉」です・・・。
 
骨の鎧となる「筋肉」を、
 運動などをして、しっかり作りましょう・・・。
 
 
 
失ったら、元に戻せない骨密度・・・。
 
その骨密度の検査をしない施設もあるけど・・・。
 
大切な骨なんだから、検査をして欲しいですね・・・。 
 
 
 
kusakari先生からです・・・。
 
一旦低下した骨密度も,高齢の方でなければ復活する可能性は有ります(時間は掛かりますが).

 
 
不定期なおまけ
 
 
シャントオペなどの、局部麻酔の時は・・・。
 
必ず、医師から「痛くなったら言ってください」と、言われますが・・・。
 
この「痛くなった」レベルが
結構、難しかったりしますね・・・。
 
 
メチャクチャ、MAXレベルに痛ければ・・・。
 
堂々と「痛いです!!」と、言えるし・・・。
 
針でチクチクと刺す程度の、我慢出来る痛みなら・・・。
 
我慢する事も出来ますが・・・。
 
 
痛い事は痛いが・・・。
我慢も出来るレベル・・・。
 
こう言う微妙な痛みのレベル・・・。
 
これが1番困りますね・・・。
 
 
「痛い」と、言ようかな~・・・。
 
それとも「我慢しようかな~」・・・。
 
・・・と、迷ってしまいますね・・・。
 
 
みなさんは、どうしますか・・・?
 
痛いけど、我慢出来るレベルの痛さの時・・・。
 
「痛いです」と、言いますか・・・?
 
それとも「我慢」しちゃいますか・・・?
 
 
 
 
 
ナンバー208
 
 
腎不全見たいに、内部疾患だと、外見が、健康の人と変わらないから・・・。
 
体調が悪い時など、横になっていても・・・。
 
ただ「ダラダラと怠けて寝ている」と思われるだけで・・・。
 
第三者から理解してもらえなかったりしますね・・・。
 
 
 
昔、透析仲間が、透析が終わり・・・。
 
帰りの電車の中で、急に血圧が下がってしまった事がありました・・・。
 
 
椅子は、全て埋まっていて・・・。
 
透析患者は、外見が健康の人と変わらないから・・・。
 
「すいません、体調が悪くなったので、譲ってください」とも、言いずらく・・・。
我慢して、立ったまま、乗っていたと言います・・・。
 
 
しかし、我慢が出来なくなり、次の駅で降りて・・・。
 
 
駅員に「すいません、血圧が下がったようなので、少し寝かせてください」と、言って・・・。
駅員の休憩所に休ませてもらった事があった様です・・・。
 
 
こう言う時って、内部疾患は、困りますね・・・。
 
外見だけでは、障害者と見えないからね・・・。
 
 
でも、内部疾患の様な「見えない障害」を抱える人の為に・・・。
 
「内部障害バッチ」「マーク」などあり・・・。
 
(バッチやマークを服やカバンなどに付けて)
「見えない障害」から「見える障害」にする活動が広まっているようですね・・・。
 
 
 
今、身体障害者手帳、交付対象者のうち
3割にあたる約107万人が内部障害者だといます・・・。
 
例えば、朝のラッシュで
300人が電車に乗っていたとしたら
2~3人の人に内部障害者がいると言う計算になります・・・。
 
 
その2~3人の方は
もしかしたら、毎朝、誰からも理解されず、辛い思いをして
通勤をしている可能性があると言う事になりますね・・・。
 
 
 
まだまだ、この活動は始まったばかりの様ですが・・・。
 
内部疾患者の理解が深まるって事は
嬉しいですね・・・。
 
 
 
「毎日新聞 内部障害マーク」で検索すると、「内部障害マーク」の記事が出てきますよ・・・。
 

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今回も、シモンK先生の学習会の資料から、お送りします・・・。
 
今回は、二次性副甲状腺機能亢進症です・・・。
 
二次性副甲状腺機能亢進症
 
 
 
透析患者さんは、腎機能が低下している・・・。
        
腎機能が低下すると、ビタミンDの元気(活性化)が無くなり・・・。
      
腸からのカルシウムの吸収が低下してしまう・・・。
      
そうなると、血液中のカルシウムが低下する・・・。
         
すると、副甲状腺から、PTH(ホルモン)を出し・・・。
 骨からカルシウムのを溶かし・・・。
         
血液のカルシウムの数値を上昇させる・・・。
         
 
しかし、血液中のカルシウムの数値が
低いまま低カルシウム血症)だと・・・。
 
カルシウムを上げようと、副甲状腺から
PTHが過剰に分泌し続けてしまう・・・。
 
 
 
 
透析患者は、腎機能が低下している・・・。
        
腎機能が低下してるのでリンの排出が出来ず・・・。
        
血液中のリンの数値が上昇する・・・。
      
副甲状腺から、PTH(ホルモン)を分泌して・・・。
 骨からカルシウムを溶かし、血液中のカルシウムを上昇させて・・・。
 リンとカルシウムのバランスをとる・・・。
      
しかし、リンの数値が高いままだ高リン血症)と、
副甲状腺はPTHを過剰に分泌し続けてしまう・・・。
 
 
 
 
低カルシウム血症により、PTHが過剰に分泌し続け てしまう・・・。
 
高リン血症により、PTHが過剰に分泌し続けてしま う・・・。
 
 
この様に、副甲状腺が、過剰にPTHを分泌し続ける事を・・・。
二次性副甲状腺機能亢進症と言います・・・。
 
 
 
高リン血症は、直接、副甲状腺を刺激して、PTHの過剰分泌の原因ともなりま  す・・・。
ビタミンDは、副甲状腺のPTHの分泌を抑制しますが・・・。
 ビタミンDの元気(活性化)が無くなると、副甲状腺への抑制が弱まり、
 PTHの分泌が過剰になってしまいます・・・。
 
 
 
 
二次性副甲状腺機能亢進症が長く続くと・・・。
 
 
骨はどんどん溶け出して、もろくなり骨粗鬆症」になってしまいます・・・。
 
 
また、この二次性副甲状腺機能亢進症がひどくなると・・・。
 
骨や関節の痛み
骨折
筋力の低下
かゆみ等の症状が起こってきます・・・。
 
従って、これらの症状が出る前に治療を始める必要があります。
 
 
 
治療
 
 
しっかり透析をする事はもちろんですが・・・。
 
リンの数値を高めない・・・。
 
透析患者のリンの目標値は、6mg/ml以下
 
6mg/ml以下(理想は厳しく4.5mg/ml以下)に抑えるようにします。
 
 
 
 
 
リンの数値を下げる、リン吸着剤(カルタン、レナジェルなど・・・)
 
 
活性型ビタミンD製剤
 
この活性型ビタミンD製剤に、効果か充分に得られない場合は・・・。
 
活性型ビタミンD製剤の注射薬(「オキサロール」「ロカルトロール」)もあります。
 
 
レグパラ

リン吸着剤や、ビタミンD製剤などを使っても、PTHの数値が下がらない場合・・・。
 
最終兵器として、このレグパラを服用しますね・・・。
 
みなさんも、よ~く知っていると思いますが・・・。
 
このレグパラは、かなり効果がある様で、PTHの数値が劇的に下がりますね・・・。
 
しかし
このレグパラは、胃が重くなると言う、副作用もかなり強く出るので・・・。
 
レグパラの服用を中断する患者さんも多くいますね・・・。
 
そうなると、外科的処置で、副甲状腺を摘出しなければなりません・・・。
 
 
 
透析患者さんのPTHの目標値
60~240pg/mL(透析前)です・・・。
 
今までは、60~180pg/mLでしたが、改定されました・・・。
 
 
 
 
高リン血症と、副甲状腺機能亢進症は・・・。
 
高リン血症副甲状腺機能亢進症
高リン血症副甲状腺機能亢進症
高リン血症副甲状腺機能亢進症
高リン血症副甲状腺機能亢進症
・・・と言う、サイクルで回ってしまいます・・・。
 
そのサイクルをいかにして
ビタミンD製剤で断ち切るかがポイントとなりま    す・・・。
 
 
 
実は、高リン血症だけでも・・・。
ダイレクトに冠動脈、石灰化、血管内膜障害が起きてしまいます・・・。
 
なので、高リン血症、副甲状腺機能亢進症のサイクルがいかに怖いかと言う事です・・・。
 
 
 
kusakari先生からです・・・。
 
Caを骨から動員する時に、ついでにリンも一緒に動員されちゃいます。ですので、無治療の副甲状腺機能亢進症は高リン血症の悪循環に陥ってしまうのですね。ºï½ü 
 
 
 
リン、カルシウム、ビタミンDのバランスをしっかり取りましょう・・・。
 
 
 
 
 
 
首都直下型地震!!
 
 
このマンガを描いている時は・・・。
まだ「4年以内に70%」と言う、恐ろしい報道があったばかりでしたが・・・。
 
最近の報道では「30年以内に70%」と言う、訂正がありましたね・・・。
 
でも、4年30年に伸びたとしても・・・。
 
30年後に、震災が起きても30年以内になるし・・・。
 明日、起きても、30年以内になるから・・・。
 
30年と訂正されたからと言って、安心は出来ない事となりますね・・・。
 
 
この30年に70%と言う、確率・・・。
実は、30年以内に、交通事故に合う確率より高い様ですね・・・。 
 
 
では、実際、震災になったら、どうすればいいのか・・・?
 
去年、3.11の震災があった時、東腎協に電話で聞きました・・・。
 
まず・・・。
 
避難所に、医療スタッフのテントがあるから・・・。
 
そこに、
①自分が透析患者である事・・・。
②いつ、透析をしたか・・・?
③いつまでに、透析を受けたいかを・・・。
 自己申告するようにと、言われました・・・。
 
すると、医療スタッフが、透析可能なクリニックを探してくれると・・・。
 
東腎協のスタッフに言われたのですが・・・。
 
 
実際、震災にあうと・・・。
透析可能なクリニックや病院を
自分で探さなければならなくなると言いますね・・・。
 
なので、今のうちに
近隣のクリニックの連絡先をチェックして言うた方がいいでしょうね・・・。
 
では、震災にあったら、どんな透析になってしまうの か・・・?
 
透析ブログ仲間の、パパイヤさんがブログで記事にしています・・・。
 
 
 
週2回の3時間透析になるようですね・・・。
 
完全な透析不足状態になりますね・・・。
 
水分とカリウムを、メチャクチャ気を付けなければならなくなります    ね・・・。
アガメートゼリーを持ってない人は、処方してもらった方が良いでしょうね ・・・。
 
後、透析条件を暗記しておくか
手帳とかカードに記入しておいた方が
施設の受け入れがしやすくなるようです・・・・。
 
 
まぁ、数年前から、言われている・・・。
 
関東大震災・・・。
東海地震・・・。
 
いつ起きてもおかしくないと、言われていますよね・・・。
 
震災にあったら、どうなるのか・・・?
マジに、考えてた方がいいでしょうね・・・。
 
 
 
 
ナンバー207
 
 
透析患者さんの血管は・・・。
 
すご~く穿刺がしやすい人と・・・。
 
血管が細かったり、深くあったりして・・・。
 
すご~く穿刺が難しい人といますね・・・。
 
 
穿刺が難しい患者さんは、ホント気の毒ですよね・・・。
 
失敗の確率が多いから・・・。
 
穿刺そのものが、恐怖になってる人もいますよね・・・。
 
 
でも、難しい血管は、患者さん本人だけでなく、スタッフも大変ですよね・・・。
 
 
前にお世話になっていたクリニックの場合は・・・。
 
穿刺がうまくいかず、数人のスタッフがトライするけど、やはり、うまくいかず・・・。
 
そして、最後は、技士長の出番となります・・・。
 
技士長も、立場上、失敗できないから、汗だくでしてましたね・・・。
 
 
最初にも書きましたが・・・。
 
穿刺が、難しい血管の患者さんは、穿刺自体が恐怖となってしまいますが・・・。
 
少しでも、苦痛のない透析になる様に、スタッフ達も懸命ですよね・・・。
 
技士長の、額の大粒の汗を観ると、ホントそう思いましたね・・・。
 
 
 
 
おまけの情報・・・。
 
 
在宅血液透析研究会のHPが新しくなりましたね・・・。
 
HPです。→ http://jshhd.jp/
 
HPのトップページに、動画が二つありますが・・・。
 
一つ(再生vol,2)に、在宅透析を導入するまでの、流れが出ていますね・・・。
 
在宅血液透析に興味がある方は、参考になると思うので・・・
 
是非観てください・・・。
 
 
後、動画に、結構知ってる人が出てるかも・・・。
 
僕も、知ってる人が、結構出ていて、ちょっと笑ってしまいました・・・。(^^;)
 
 
 
 
おまけのおまけの情報・・・。
 
 
体調を悪くして、ブログを休んでいましたが・・・。
 
それなりに、よくなり元気になりましたので・・・。
 
色々と、ご心配かけました・・・。m(_ _)m
 
 
 

いつも訪問&コメント、有難うございます・・。
 
膀胱炎の方は、良くなっていますが・・・。
 
イマイチ、体調の方がスッキリしない状態が続いています・・・。
 
なので、明日(5日(日))の、ブログは、お休みしますので・・・。
 
すいません・・・。m(_ _)m
 
 

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