透析バンザイ!!!

透析の医療、透析の事はもちろん、患者の事、仲間の事、腎不全の事、などなど幅広く透析の事か描いています。

2011年10月

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今回も、シモンK先生の学習会の資料からお送りいたします・・・。
 
今週も貧血シリーズです・・・。
 
今回は「エリスロポエチン抵抗性貧血」に、ついてです・・・。
 
 
週3回、3000単位のEPO製剤を投与して・・・。
 
なかなかヘモグロビンが、10を超えない事を・・・。
 
エリスロポエチン抵抗性貧血と言います・・・。
 
その多くは「鉄欠乏症貧血」なんですが・・・。
 
 
それ以外にも、色々な要因があります・・・。
 
例えば・・・。
 
食事をキッチリ摂っていない栄養障害の患者さ 
 ん・・・。
 
膝の関節炎や肩の関節炎が、ずっとあるとか・・・。
 
腎嚢胞(じんのうほう)などがあるとか・・・。
 
そう言う慢性の感染や慢性炎症が持続してい    る患者さん・・・。
 
そう言う患者さんも、貧血になりやすいようです・・・。
 
検査データでは、炎症反応が上昇します・・・。
 
 
また炎症反応が高く・・・。
 
検査して腫瘍マーカーが高い場合・・・。
 
悪性腫瘍が見つかるケースもあります・・・。
 
 
 
ちなみに・・・。
 
透析は・・・。
ビタミンB12、ビタミンC、葉酸、カル二チン等の栄養素が抜けてしまいます・・・。
ですから、しっかりと食事をして下さい・・・。
場合によっては、個別に、こう言ったモノを処方して投与したり・・・。
サプリメントを飲んだ方がいいようです・・・。
 
 
栄養障害から感染症になります・・・。
 
その感染症は、透析患者の死因の第2位ですから・・・。
 
 
 
 
 
不定期なおまけ
 
 
数日前、透析仲間のエルモさんと、電話をしていて・・・。
 
カニがカリウムが高いと、言う話が出ました・・・。
 
エルモさんの話しだと・・・。
 
カニの食べ過ぎで、二人の患者さんが高カリウムになってしまい・・・。
 
一人は、透析をした事で助かったようですが・・・。
 
もう一人は、次の日の朝、亡くなっていたと言います・・・。
 
 
その話を聞いて、僕は・・・。
 
「へ~!カニってカリウムが高いんだ~!」
「初めて知った・・・」と、思い・・・。
 
 
早速、ネットで調べてみたら・・・。
 
なんと・・・。
 
1年も前に・・・。
透析ブログ仲間のひろちんさんとマーチさんがブログで記事にしていました・・・。
 
その記事です。
 
 
 
 
しかも、僕は、この記事を、読んでいたのです・・・。
 
 
 
透析患者さんにとって、カリウムは、食べ過ぎると、直接、命にかかわるもの・・・。
 
1番注意をしなければいけないモノなのに・・・。
 
カニが高カリウムである事を、すっかり忘れているなんて・・・。
 
いかんいかん・・・。
 
 
 
カリウムが高いモノで、すぐ思い浮かぶのは・・・。
 
メロン、バナナ、キウイ、芋類、豆類、干し柿、干しブドウ、などですが・・・。
 
 
実は、高カリウムなのに、知らずに食べてるモノが、結構あったりしますね・・・。
 
 
実は、僕の透析仲間で、あまり野菜とか果物を食べないのに・・・。
 
何故だかカリウムが高い人がいました・・・。
 
「何でだろう?何でだろう?」と、本人は不思議がっていましたが・・・。
 
よくよく話を聞いてみたら、お刺身が大好きで、良く食べるとか・・・。
 
お刺身も、結構カリウムが高いと言われますが・・・。
 
その透析仲間は、その事を知りませんでした・・・。
 
 
ネットで、カリウムの一覧表を見てみましたが・・・。
 
 
 
改めて調べてみると、高カリウムのモノって、結構ありますね・・・。
 
やはり、透析患者として、こう言う事は、しっかり覚えておかないといけませんね・・・。
 
 
でも、高カリウムだからと言って、そんなに怖がる事は無く・・・。
 
少量を透析前に食べれば、ほとんど平気ですよね・・・。
 
 
僕は、バナナを、もう十数年食べてないですが・・・。
 
透析前にバナナを食べてる患者さんって、結構いますしね・・・。
 
 
 
 
 
 
ナンバー119
 
 
透析ブログ仲間の、ヨウ北海道さんからからシャントの歴史」とのリクエストがあり・・・。
 
シャントの歴史と言うか・・・。
 
シャントの事もひっくるめて、昔の透析の事を、のりさんから聞いた事があるので、それをアップしました・・・。
 
 
昔のシャントは、外シャントと言って、名前の通り・・・。
 
動脈と静脈に、カテーテルを入れて・・・。
ちょうどシャントが外に出てる状態になってますね・・・。
 
今から見ると、恐ろしいシャントですね・・・。
 
やはり、お風呂に入るのも、感染症の事とかで大変だったのでしょうね・・・。
 
のりさんは、寝ている時に、外シャントが抜けた事があり・・・。
 
布団が血まみれになった事があるようですね・・・。
 
マジ怖いですね・・・。
 
 
後、のりさんから、昔の透析の話しを聞いて、1番驚いたのは・・・。
 
漫画でも描きましたが・・・。
 
今は、ポンプで血液を回しますが・・・。
 
昔は、患者さんの血圧の圧で、血液を回していたと言います・・・。ひぇ~~!!
 
なんか、信じられないですよね・・・。
 
メチャクチャ血流量が悪いですよね・・・。
 
しかも、気を失う人もいたとか・・・。
 
 
後、これは漫画では描かなかったけど・・・。
 
今は、体重が2キロ3キロ増えても・・・。
 
除水する事が出来ますが・・・。
 
昔は、除水も、うまく出来なかった様で・・・。
 
キツイ水分制限があったようですね・・・。
 
今だったら、増えが1キロなら、優秀だと言われましが・・・。
 
昔は、体重が1キロも増えてしまったら、スタッフからすごく怒られたようですね・・・。
 
中には、泣いてしまう女性もいるほど、だったとか・・・。
 
患者によっては、体重が増えない様にと・・・。
 
ご飯をフライパンで煎って、水分を飛ばしてから食べていた人もいた様ですね・・・。
 
昔の透析を聞くと、驚く事ばかりですが・・・。
 
そんな大変だった透析の上に、今の透析があるのですからね・・・。
 
透析医療の進歩向上に、感謝ですね・・・。
 
 
 
 
おまけの情報
 
 
 最近、ビックリした事がありました・・・。
 
今回の漫画に出て来た、のりさんとエルモさん・・・。
 
この二人が、同じリンの吸着剤のサプリメントを飲んでいたのです・・・!!!
 
そのサプリメントは・・・。
リンゴ酢カルシウム補助食品 フォスリジェックス PHOS-REJECS 125YT 500mg錠です!!

(この薬は、サプリメントなので、処方されません。なので有料となります・・・。)
 
 
のりさんとエルモさんは、全く面識がありません・・・。
 
なのに、この二人が、同じリンの薬を飲んでいたなんて・・・。
 
なんか不思議と言うか・・・。
 
よほど効果があるモノなんだろうな~って、思いました・・・。
 
 
エルモさんが、このサプリメントの事を説明してくれた事をまとめました・・・。
↓↓↓
 
エルモさんは、毎回の食事の時に2錠飲んでいて・・・。

一個ずつを多少時間差で飲むのがいいと言ってました・・・。
 
カルシウムが高い方・・・。

タンカル以外のレナジェルやフォスレノールを飲むとお腹の調子悪くなるという方には・・・。
 
試す価値あるかも・・・と・・・。
 
しかし、基本的に、リンやカルシウムが高いのに・・・。
 
あまり食事制限もしない人には、効かない恐れありとか・・・。
 
このサプリが有効な人は、やっぱり常にカルシウムが高めとか・・・。

カルタンを飲めばリンは下げられるけど、すぐにカルシウム上がっちゃうって人向けですと・・・。
 
あと、何となくフォスレノールに抵抗ある人だそうです・・・。
 
 
もし、興味がある人は、主治医と相談の上、試してみてください・・・。
 
そのサプリのHPです・・・。→ http://www.bidders.co.jp/dap/sv/nor1?id=17601114&p=y%23body
 

今日は、 日帰りで神戸に来てます。
なので、更新は明日しますので…。(^_^;)

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今回も、シモンK先生の学習会の資料から、お送りします・・・。
 
今回も、貧血シリーズで・・・。
 
「鉄・トランスフェリン飽和度(TSAT)・フェリチン」
についてです・・・。
 
参照:シモンK先生のブログ「鉄代謝のさわりから・・ -血清鉄・TSAT TIBC UIBC-」
 
 
 
鉄と言えば、血清鉄(Fe)ですが・・・。
 
鉄剤投与は血清鉄(Fe)だけでは、解りません。
 

 
鉄不足による鉄剤投与は・・・。
 
トランスフェリン飽和度(TSAT)フェリチン
・・・で、みていきます・・・。
 
 
今回は・・・。
この
トランスフェリン飽和度(TSAT)と
フェリチン
が主役です・・・。
 
 
 
その前に、まずは鉄について・・・。
 
体内には約3.5gの鉄があります・・・。
 
そのうち、60%が赤血球に存在しています・・・。
 
血液中の鉄は、トランスフェリン結合して存在しています・・・。
 
トランスフェリンとは血液中の鉄を運搬する蛋白質の事です。
 
 
このトランスフェリンに結合した鉄を・・・。
血清鉄(Fe)と言い・・・

鉄と結合していないトランスフェリンを・・・。
不飽和鉄結合能(UIBC)と言います・・・。
 
 
血清鉄(Fe) + 不飽和鉄結合能(UIBC)で・・・。
総鉄結合能(TIBC)が分かります・・・。
 

血清鉄が全体のトランスフェリンに占める割合を示したものが・・・。
トランスフェリン飽和度(TSAT)です・・・。
 
 
数式は・・・。
トランスフェリン飽和度(TSAT)
                = 血清鉄 (Fe)/ TIBC
 
・・・と、なりますが・・・。
 
 
計算するのが、面倒なので・・・。
 
簡単に、トランスフェリン飽和度(TSAT)が出せるサイトを見つけました・・・。
 
数値を入れれば簡単に、トランスフェリン飽和度(TSAT)が算出できますよ・・・。
入力する数値の「血清鉄・TIBC・フェリチン」は検査データに出ていますよ・・・。
 
 
 
では、次に、フェリチンです・・・。
 
フェリチンは、肝臓、膵臓に、貯蔵されている鉄量の事です・・・。
 
フェリチンは、そのまま検査データに出ているから、すぐ分かると思います・・・。
 
 
このトランスフェリン飽和度(TSAT)フェリチンで・・・。
鉄剤投与を決定します・・・。
 
 
トランスフェリン飽和度(TSAT)が20以下の時、鉄欠乏を疑いますが・・・

フェリチンが100以上あれば・・・。
 
鉄利用がうまくいっていないと判断して・・・。
 
鉄剤の投与は待って、EPOを増量するでしょう。

しかし・・・。
 
フェリチンも100以下なら・・・。
 
鉄剤の投与を推奨しています。
 
 
 
ガイドラインの指針をまとめると・・・。

TSAT<20%、 フェリチン<100

鉄欠乏と判断して、鉄剤の投与
 

TSAT>20%、 フェリチン>100

鉄は十分に存在するので、鉄剤はいらない。
 

TSAT>20%、 フェリチン<100

うまく鉄利用ができている理想的な状態です。
 

TSAT<20%  フェリチン>100

鉄利用がうまくいかず、炎症や悪性腫瘍などの存在を疑う状態です。この状態の時にはTIBCも値として低下しています。

 
 
色々と説明が、難しくなってしましたが・・・。
 
簡単に言うと・・・。
 
サイトで自分の
トランスフェリン飽和度(TSAT)を出し・・・。
 
検査データで
フェリチンを出し・・・。
 
それを
ガイドラインの表で、照らし合わせて調べる・・・。
 
・・と、言う事ですね・・・。
 
 
 
 シモンK先生から、ちょっと一言・・・。
 
このTSAT(トランスフェリン鉄飽和度)は基本的には月1回は測定

するべきだと考えています。

鉄剤の静脈内投与は酸化ストレスを生じて生体にはあまりいい

事はありません。
 
出来るだけ避けたいですね。
 
毎週1回鉄剤を投与していて、当院では月に2回測定してTSATが20%を超え

たら鉄の投与を止める指示を出します。
 
こうすることで鉄過剰を防ぐ事ができます。


鉄投与でもう一つ注意点は肝炎患者への鉄剤は肝障害の原因

になる事もお忘れなく。
 
C型肝炎、B型肝炎患者には慎重に投与してください。
 
 
透析患者にとって、鉄は、低すぎてもダメだけど・・・。
高過ぎてもダメなんですね・・・。
気をつけましょう・・・。 
 
 
 
 
 
不定期なおまけ
 
 
 
皆さんは、痒みはありますか・・・?
 
今回のマンガは、透析医の佐藤良和先生のアニメを参考の描かしてもらいました・・・。
 
佐藤良和先生って、ご存知ですか・・・?
 
アマゾンで、見た事ある人もいると思いけど・・・。
 
透析医療の事をマンガで描いてるドクターですね・・・。
 
その斎藤良和先生が、あるサイトで、痒みについてアニメで描いているんですよ・・・。
 
そのサイトです・・・。 http://www.remitch.jp/
 
医療関係者ですか?で、「はい」をクリックして下さい・・・。
 
次に、バー中央の「マンガで学ぶそう痒症ケア」をクリックしてください・・・。
 
アニメの、テーマ別タイトルが出てきます・・・。
 
 
一般向けでないから、ちょっと内容は難しいですね・・・。
 
難しくて、全部は観れないと思うから・・・。
 
興味があるテーマだけでも見てください・・・。
 
勉強になりますよ・・・。
 
痒みがある患者さんが、60~80%って、多いですね・・・。
 
しかも、痒みの原因が、透析医療そのものにあるなんて・・・。
 
まぁ、ダイヤライザーや回路、へパリンなど・・・。
 
透析をすると、どうしても異物が身体に入っちゃうのかな・・・?
 
 
今のところ、僕は痒みは出てないけど・・・。
 
このまま出ないでいて欲しいですね・・・。
 
 
 
 
ナンバー118
 
 
 
みなさん、喜んでください!!!
 
より人間の腎臓に近い、バイオ人工腎臓が出来ます!!
 
しかも2年後には、人間への応用を目指していると・・・!!!
 
これで、もっともっと健康で元気になれますよ・・・。
 
嬉しいですね~~!!
 
わ~~い!!
わ~~い!!
わ~~い!!
 
 
 
 
 
 
すいませ~~ん・・・。
 
実は、このマンガ、描いたのが2008年なんですよ・・・。
 
3年前です・・・。
 
当時は、2年で人間に応用と、言ってましたが・・・。
2011年現在・・・。
 
バイオ人工腎臓は、どうなったんでしょうか・・・?
 
まったく、噂も出ないですね・・・。
 
研究開発が、進んでないんでしょうか・・・?
 
やはり、こういう研究は・・・。
夢のまた夢なんでしょうか・・・。
 
 
 
えっ・・・。
 
喜ばせるだけ喜ばせて・・・。
 
ふざけるなですって・・・。
 
あら・・・。
  
もしかして、怒っちゃった・・・。
 
 
もしかして怒るんじゃないかと思って・・・。
 
実は、とびっきりなネタも用意してあるんですよ・・・。
 
ツイッター仲間の、みっちゃんがすごいモノ教えてくれたんですよ・・・。
 
これです・・・。 
 
 
 
 
動画の方が英語なので、透析ブログ仲間のcarolinoさんに、訳してもらいました・・・。
 
 
世界中に末期腎不全患者は150​万人~20​0万人。
透析療法によって生命の維持はできるが、これはあくまでも短期的解決策であり、時間とコストがかかる上に、失われた健康な腎臓の機能すべてを補うものではない。
加えて世界的なドナー不足により、年間数十万人の人が移植を待ちながら亡くなっている。

​UCS​Fの研究者が世界中のパートナーと共にこれら末期腎不全患者を救うべくリサーチプロジェクトをたちあげた。
小型の移植可能な装置を開発し、これが腎臓の多くの機能を代行する。
シリコンナノテクノロジーにより創り出された高性能被膜が、ポンプや電力を使用することなく血液中から毒素をろ過、同時に高度工学的腎尿細管細胞を持つ生物反応器が血液中の水分量や電解質平衡、代謝機能を維持しながらその他の腎機能を果たす。
これら二つの先端技術により実現する小型生体適合機器は循環系に取り付けられることで、体内の毒素を老廃物として膀胱へ送り込む。
この人工腎臓が実現すれば、腎臓病患者は透析機につながれることなく、普通の食事をし、さらに自由な生活ができるようになる。
この意欲的な試みが完成すれば、腎不全の患者にとって劇的な生命の質および長さの改善となり、また同時にこの大変な病気にかかるコストや個人的負担も減少することになろう。

carolinoさん、有難うございました・・・。
 
全て、必要な感じがして、要約せずにアップしました・・・。
 
 
 
5~7年で、臨床実験ですって・・・。
 
これは、期待大かな・・・?
 
う~ん・・・。
どうなんでしょうかね・・・?
 
 
でも、期待して待ちましょうよ・・・!!
 
 
その時が来る事を信じて・・・。
 
しっかりと透析をして・・・。
 
身体を万全に整いて・・・。
 
希望を持て・・・。
 
待ちましょうよ・・・!!
 
 
僕達の未来は明るいぞ~~~!!!
 

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今回も、シモンK先の学習会の資料からお送りします・・・。
 
今週から数回にわたり、貧血についてお送りします・・・。
 
今回は「ヘマトクリット・ヘモグロビン」です・・・。
 
 
ヘマトクリットとヘモグロビン
 
これを知らない透析患者さんは、いないと思うけど・・・。
 
ちょっと、おさらいと言う事で、お付き合いください・・・。
 
 
 
 
腎不全になると・・・。
    
 
エリスロポエティンの産生能力が落ちる・・・。
    
 
生産能力が落ちると・・・。
    

骨髄で赤血球の産生能力の低下してしまう・・・。
    
 
生産能力が低下してしまうと・・・。
    
 
貧血(腎性貧血)になる・・・。
 
 
 
まぁ、早い話、腎不全になると、貧血になると言う事ですね・・・。
 
 
その貧血の程度を診るのがヘマトクリットとヘモグロビンですね・・・。
 
 
 
ヘマトクリットとは・・・?
 
 
ヘマトクリットと言う言葉は、貧血の程度を表し・・・。
血液全体に占める赤血球の割合を示すものです・・・。
%が単位となります・・・。
 
目標値  ヘマトクリット30%~33%
 
 
 
 
ヘモグロビンとは・・・?
 
 
ヘモグロビンは、日本語では「血色素」と言います・・・。
検査データでは、長年、貧血の血度はヘマトクリットを用いていましたが・・・。
現在のガイドラインでは主にヘモグロビンを用いる様になりました・・・。
実際に酸素と結合するタンパクの量を示しているからです・・・。
 
目標値  ヘモグロビン10g/dL~11g/dL
 
 
 
 
若年者で「動脈硬化病変」のない患者は・・・。

ヘモグロビン11g/dL~12g/dL
 
ヘマトクリット33%~35%

12g/dL以上にはEPOを投与して無理にあげない。
(高血圧、シャントの閉塞、凝固能の亢進、心筋梗塞、脳梗塞になる恐れがあるから・・・。)
 
 
 
 
昔の透析患者さんはみんな、貧血で苦しんでいましたが・・・。
 
今は、EPOやネスプなど、良い貧血の薬が出た事によって、貧血が改善されて・・・。
 
元気な透析患者さんが増えましたね・・・。
 
しかし、それでも、みんながみんな元気になれたわけで無く・・・。
 
今でも、貧血で苦労してる患者さんはいますね・・・。
 
 
ブログ仲間のいなかさんさんのブログ記事に・・・。
 
新しい貧血の薬「ミルセラ」の事してましたね・・・。
 
 
1回の投与で、4~5週間も効き目があるようですね・・・。
 
こう言う、貧血に効く薬が多く出て・・・。
 
少しでも貧血で苦しんでいる患者さんが減るといいですね・・・。
 
 
 
 
 
不定期なおまけ
 
 
 
最近、フットケアをする施設が増えましたね・・・。
 
透析ブログ仲間のしゅくのべさんのクリニックでも、フットケアを始めたと言います・・・。
 
糖尿病にかかわらず・・・。
透析患者さんは、足の動脈硬化が多くあると言われています・・・。
 
しかも、足の末梢神経に障害がある事が多く・・・。
 
感覚が鈍くなっているので・・・。
 
痛みや熱さ等を感じない事もあると言います・・・。
 
 
タコや巻き爪、火傷、傷などが原因で、バイ菌に感染し・・・。
 
悪化すると、潰瘍、壊疽(えそ)になり・・・。
 
最悪の場合、足を切断しなければならなくなります・・・。
 
 
なので、日頃から、足をよく観察する事が大切となります・・・。
 
 
予防として・・・。
 
よく歩く事・・・。
 
よく歩く事で、足の血液循環を良くする・・・。
 
靴下を履く事・・・。
 
靴下は、足の保護、保温に効果があります・・・。
 
 
清潔に保つ事・・・。
 
・・が、あげられます・・・。
 
 
おまけとして、足の爪の切り方をアップしました・・・。
 
爪を、スクエア(四角)になる様に切る事がポイントとなりますね・・・。
 
 
僕も、一時期、巻き爪になってしまった事があったんですが・・・。
 
まだ、初期症状だったので・・・。
 
マンガの様に、スクエアにカットしたら完治しました・・・。
 
しかし、症状がかなりひどくなると、外科的処置をしなけらばならないようです・・・。
 
 
フットケアをする施設が増えたと言っても・・・。
 
フットケアをしない施設も、まだまだ多くあります・・・。
 
僕も、まだ1度も、フットケアをしてもらった事がないです・・・。
 
なので、自分で、日頃から、足を観察する事が大切となりますね・・・。
 
 
参考資料:全腎協の冊子「透析に入った方へ 元気な暮らしガイド」
 
 
 
今回登場のしゅくのべさんが、1日だけど、「透析カフェ」をやります・・・。
 
 
僕も、参加予定です・・・。
 
 
 
 
ナンバー117
 
 
 
みなさんの中でも、PTAをした事がある人が多くいると思うけど・・・。
 
マンガは、昔、透析ブログ仲間のマーチさんから、PTAの事を聞いて描いたものです・・・。
 
 
この間も、のりさんがPTAをしましたが・・・。
 
PTAを繰り返ししてる患者さんも、多くいますね・・・。
 
僕は、今のところ、幸いにも、PTA未経験者ですが・・・。
 
この先、どうなるかは分かりませんよね・・・。
 
PTAで、バルーンが膨らんだ時が、半端じゃないくらい痛いと聞きます・・・。
 
痛いのはイヤだな・・・。
 
 
願わくば・・・。
 
一生、PTAをしないですむ事を祈りたいですね・・・。
 
 
そう言えば・・・。
 
30年以上、透析をしていて・・・。
 
まだ1度も、PTAをした事がない人っているのかな・・・?
 
 
 
 
おまけの情報
 
 
 
今回の「おまけの情報」は、女性の方はスルーして下さいね・・・。
 
男だけの、秘密なお話しですから・・・。(イヒヒ(^皿^))
 
 
9月に、全腎協の機関紙(NO247)が、届いたと思いますが・・・。
 
その中の「腎臓病医療講座」で、「長時間透析」の記事が出てますが・・・。
 
その記事で、長時間透析をする事で、どんな効果があるか・・・?
 
その効果を表にしてますが・・・。
 
その表の一部↓
 
貧血改善・・・。
 
高リン血症の改善・・・。
 
自由食・・・。
 
血圧正常化・・・。
 
などなど・・・ありますが・・・。
 
その中に・・・。
 
なんと!!なんと!!なんと!!
 
「性機能改善」と、ありますね・・・。
 
長時間透析をする事で、「性機能改善」するんですね・・・。
 
糖尿病の人は、性機能が弱くなる事は知っていました・・・。
 
そして、糖尿病でなければ、性機能が弱くなる事は無いと思ってましたが・・・。
 
なんと、弱くなると言う事なんでしょうね・・・。
 
ショック・・・!!!!
 
 
しか~~~し!!
 
長時間透析をすれば大丈夫と言う事ですね・・・。
 
 
透析患者の男性諸君!!!
 
男なら、やはり最低でも・・・。
 
5時間透析をやろうじゃありません!!!!(^^)
 

ちょっと風邪をひいて、体調がすぐれないので、ブログは明日更新します・・・。
 
熱があったんですが、熱はだいぶ下がったんですが・・・。
 
身体の方が、まだ、かなりダルいので・・・。
 
すいません・・・。(^^;)
 
最近、寒暖の差が激しいので、みなさんも気をつけてくださいね・・・。
 
 

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