いつも訪問&コメント有難うございます。
保存期の方で、腹膜にするか在宅透析にするか、迷っていると言うコメントがありましたので・・・。
腹膜透析、施設での血液透析、在宅透析・・・。
・・・が、どんなものか、簡単にですが比較してみたいと思います・・・。
僕は、腹膜透析の経験が無いので、腹膜の事は、今現在、腹膜透析をしているブログ仲間のユルルさんに協力してもらいました。
(ユルルさん、ありがとうございました)
文章で書いてある、記事は・・・。
みなさんから、頂いたコメントに色々と新しいアドバイスがあり、記事に付け足しています・・・。
特に、腹膜透析の記事は、かなり付け足して進化しています・・・。
保存期の方で、腹膜透析を考えている方・・・・。
そして、今現在、腹膜透析をしている方・・・。
腹膜透析のメリット、デメリットはしっかり読んでください・・。
そして、最後の「腹膜透析での注意!!」も、必ず、読んでください。
極力、みなさんからのコメントを載せようと思ったんですが・・・。
文字数に限界が・・・(5000文字までの様です)
山羊先生からのコメントは、かなり、詳しく書いてありますので・・・。
是非、読んでみてください。
腹膜透析
メリット
何と言っても家で出来る事
腹膜透析は、お腹の中に透析液を注入して、それを一定時間で交換しなければならない。
1回の透析液交換は、30分ぐらいです。それを1日4回交換します。
本来なら、1日4回の、透析液の交換ですが、仕事とかで無理な人は、夜中に、寝てる間に、まとめて4回、機械でやる事も出来ます。
食事制限、水分制限がゆるい事(患者さんによると言う条件付きで)
腹膜は、カリウムの抜けがいいから、果物なんかも、心配なく食べられると言います。
(しかし、リンの抜けは、イマイチの様ですね・・・。)
後、腹膜だと、オシッコは出ますので、水分制限も、ほとんど無いと言いますね。
しかし、腹膜でも、やはり、腎機能は低下しますので、徐々にオシッコは出無くなります
それに合わせて、生活管理、血液透析への移行のタイミングを逃さない事が大切となります。
(腹膜をしている患者さんの中には、オシッコが出ない人もいるとか。そう言う人は、水分制限が必要となります。)
(腹膜も、患者さんによって、それぞれなので、除水がうまくいかない人もいるようです)
施設での血液透析
メリット
施設に行きさえすれば、後は全てスタッフ任せです む事
これは、かなり気が楽ですね。
後、透析中、主治医やスタッフが居るので、具合や体調が悪い時もすぐ対応してくれるし・・。
風邪なんかひいた時、すぐ薬を出してもらえるし、透析の事とか、体調の事とか、身近にスタッフがいるから、相談しやすいですね。
定期的に血液検査をしてもらえるので、自分の身体の具合が、絶えず分かる事
これは個人差がありますが・・・。
透析仲間が出来る事
仲間がいるって、心強いですね。
非透析日は、もちろん透析はないので、健康な人と同じ生活が送れる事
フリーであるって、嬉しい事ですね。
在宅透析
メリット
毎日、もしくは1日おきに透析が家で出来る事
やはり、透析は、回数が多い方が、毒素が溜まらず、身体には良いですね。
好きな時間に出来る事
朝でも、夜でも、夜中の2時や3時でも、好きな時に透析が出来る事。
(しかし、これは、施設が24時間体制のみの話です)
(24時間体制でない施設では、例えば、9時から23時までと透析が出来る時間に制限があります)
食事も、かなり食べられる。水分も、それなりに飲める事
リンが低くなるから、タンパクは、ほとんど気にせずに食べられます。
しかし、水分は、毎日してたとしても、飲んだだけ、体重が増えるので、好きなんだけ飲めるって事は無いです。
体重が増えると、除水量も増えます。
そうなると、透析中、血圧が下がりまので・・・。
在宅で、血圧が下がる事は、マジ怖い事ですよ・・・。
薬の服用する量が減る。もしくは全く薬いらずになる事
僕は、今は、アルファロールだけで、それ以外の薬は飲んでいません。
腹膜透析
デメリット
毎日しないといけない事。
毎日は、やはり大変ですね。
清潔にしてないと腹膜炎になりやすくなる事
透析液を注入しなければならないから、お腹にカテーテルを入れっぱなしの状態ですからね・・・。
清潔にしないと、そこから感染してしまうのです・・・。
女性だと、あんまりオシャレが出来ない事
お腹に、液を入れっぱなしなので、どうしてもお腹が出てしまう・・・。
カテーテルも、お腹から出てるので、ピッタリな服は着れない様ですね。
( しかし、夜間など、機械でやる腹膜透析(APD)だと、日中は、お腹に透析液を貯留しなくていいので、ピッタリの服も、着れると言う事です)
ちなみに、お腹の中にどのくらいの量の透析液を貯留させかと言いますと・・・。
その透析液の量は、体型によって変わりますが・・・・。
ユルルさんは2ℓだそうです。
最初に、500ml入れて、少しずつ増やして2ℓにしたそうです。
はじめは、お腹の中に2ℓあると、重たく感じたけど、今は、全く気にならなくなったと言います。
怖い怖いEPS(被嚢性腹膜硬化症)
10年以上の長期腹膜透析をされていた方患者の中で、この症状を発症されている人が、結構いるとか・・・!!
最近はだいぶ知られるようになってきた様ですが・・・。
これを起こすと死に至るかもしれないと言う事です・・・。
なので腹膜は、5年ぐらいで、血液透析に切り替えた方が良いとの事です・・。
施設での血液透析
デメリット
透析をやりに、施設に行かなければならない事
透析をする為に、時間が、かなり必要となる事
施設への、行きと帰りの時間+(プラス)透析時間(後もろもろ・・)で、かなり時間を必要となる。
その為、仕事も、透析のある日は、早退をしねければならない・・。
施設だと、週3回の透析となるから・・・。
非透析日は、水分の事とか、体重が増えないように、結構神経を使ってしまう事
在宅透析
デメリット
毎日や、頻度、多く透析が出来たとしても、回数が多いって事は、それだけ大変でもあるって事
プライミングや穿刺など、ほとんど自分でするから、結構疲れる事
コンソールなど、機械の故障などが起きた時、大変になる事
好きな時間に透析が出来たとしても、やはり、透析、生活、仕事との兼ね合いが結構難しい事
家で、透析をするから、他の透析患者さん達との付き合いが無い事
在宅は、結構孤独ですね・・・。
かなり、大雑把ですが、腹膜、施設の血液透析、在宅透析のメリット、デメリットに、分けて見ました。
(もし、メリット、デメリットで、まだあると言う方は、教えてください。書き足しますので・・・)
保存期から透析導入となる時、どんな透析を選択したらいいか?
それは、自分が何を必要とするかで、決めた方がいいでしょうね・・・。
例えば、仕事がしたいと思えば・・・。
時間のかからない、腹膜透析がいいかもしれないし・・・。
自分でやるのが面倒だと言えば・・・。
施設の透析がいいと思うし・・・。
色んなモノを自由に食べたいと思うなら・・・。
在宅透析を選べばいいと思います・・・。
今、在宅の保険の点数が上がったので、在宅を始める病院やクリニックが増えてきています。
なので、腹膜透析、施設での透析、在宅透析と・・・。
3つから選択が出来る可能性が高まっています。
より、自分の生活にあった、透析を選択して・・・。
より自分の生活を有意義なモノにしてください。
腹膜透析での注意
腹膜の場合、一生腹膜とはいきません・・・。
何故なら、腹膜は、5年ぐらいで使えなくなるからです・・・。
だから、腹膜透析をしていても、最終的には血液透析になってしまいます。
しかも、デメリットでも書きましたが、10年以上すると腹膜がボロボロになってしまい・・・。
EPS(被嚢性腹膜硬化症)に、なってしまう可能性もあります・・・。
なので、5年ぐらいを目途に、早めに血液透析に切り替えた方が良いとの事です・・・。
しかし、腹膜透析は、血液透析から比べて、かなり楽なようです・・・。
なので、なかなか腹膜から血液透析の切り替えが出来ないとか・・・。
しかし、長くやると、死に至ってしまうEPS(被嚢性腹膜硬化症)になる可能性がありますので・・・。
切り替える勇気も必要となります・・・。
日常の生活が楽なので、移行を渋る方が多くて、合併症が出てしまうのが欠点で、危険なことでもあります。
あと、カテーテル挿入、抜くのも痛いし、日常的に感染の不安が付きまといます。
大事なことはいい施設、ちゃんとした先生と出会えるかということ。ここが予後を分けることだと思っています。
がんばれ!じくさん(不定期なおまけ)
腎不全になってから、何回、入院したか分かりません・・・。
そのくらい、入退院を、繰り返していますね・・・。
入院しても、その入院が楽しいモノになるか、ならないかって・・・。
相部屋となった、他の患者さんがどうであるかで、大きく左右しますね・・・。
比較的、観てて思いますが・・・。
女性の患者さんって、よくしゃべるから、相部屋になった人達とも、良くしゃべっているな~・・。
すごく楽しいそうだな~って、思ったりします・・・。
しかし、男性の患者さんって、あまりしゃべらない人が多いから・・・。
相部屋になった全患者さんが、各々にカーテンを閉めて、自分の世界に入っていて・・・。
まったく、他の患者さんと接しない・・・。
なんて部屋、結構、ありますよね・・・。
相部屋の人に会っても、挨拶ぐらいしかしない・・・。
こう言う部屋って、結構、きついモノがありますね・・・。
憂鬱な入院生活が、輪をかけて憂鬱になってしまう・・・。
僕は、色んな人とおしゃべりがしたいタイプだから・・・。
カーテンだけは、閉めないで~って、いつも思ってしまいますね・・・。
ナンバー40
なんだかんだ言っても、週3回も、スタッフに会っていたら、自然と情が湧きますね・・・。
なので、スタッフとの別れは、寂しいモノがありますね・・・。
いきなり「今日一杯で、辞めるんです。お世話になりました・・。」・・。
なんて、言われたれ、やはり、かなりのショックがありますね・・・。
漫画で描いた、スタッフは、患者さんから好かれていた人だから・・・。
挨拶をしに、回った時、患者さんの中にも、何人か泣いてる人がいましたね・・・。
透析室って、狭い空間だけど・・・。
多くの出会いと別れのドラマがある、ところでもありますよね・・・。
ナンバー41
保存期の時は、毎回の血液検査で、ドキドキさせられたクレアチニン
なのに、透析を始めると、全くといいほど、どうでもよくなる・・・。
保存期の時は、0・1でも、クレアチニンが上がったり下がったりしたたけで・・・。
一喜一憂してたのに・・・。
透析を始めると、9~10ぐらいは、あって当たり前。
多い人なんか、15~6なんて人もいますね・・・。
クレアチニンは毒素だと言うけど・・・。
クレアチニンが9~10あっても、身体に、ダルさを身体に感じないと言う事は・・・。
それだけ、身体が毒素に慣れてしまったと言う事でしょうか・・・?
それはそれで悲しいですね・・・。